明後日に迫ったドイツ杯準々決勝、ブンデス2部1.FCハイデンハイムとの一戦を前に、バイエルン・ミュンヘンのマッツ・フメルスは警鐘を鳴らした。「良い選手がいることはわかっている。オフェンスではクラブのレジェントとなっているシュナッターラー(在籍10年で102得点104アシスト)、そしてドヴェダンもとても良い選手だ」

 さらにフメルスはそれだけに留まらず、FWロベルト・グラッツェルの名前もあげており、「空中戦での強さを持っているよ」と評価。「彼らは実際、良いチームだと思うね」と言葉を続けた。

 これだけハイデンハイムに詳しい理由、その1つが「親しい友人の1人が彼らの熱心なファンでね」とフメルス。「この試合が決して簡単なものにはならない、むしろ100%集中して臨まなくてはならないことはわかっているよ」と、意気込みをみせている。

 そしてその後に控えるのは注目の頂上決戦、ボルシア・ドルトムントとの首位攻防戦ということになるのだが、フメルスはあくまでハイデンハイム戦に集中することを改めて強調し、「是が非でも準決勝に進みたい。ドイツ杯制覇は2つの目標のうちの1つなんだ。国内二冠は決して簡単なことではないけど、でも常に目標に掲げている」と語った。


 その一方でバイエルン・ミュンヘンは、シーズン後のスケジュールについてさらに発表。5月29日に中国・北京の五輪スタジアムにて行われる、アリアンツ・チャイナ・カップに参加することが明らかとなった。なおバイエルンではすでに、今夏のキャンプを米国で行うことが発表されている。