森保一監督、コロンビア戦先発の方向性を明言「アジア杯と新戦力をミックスして戦う」《キリンチャレンジカップ》

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日本代表を率いる森保一監督が22日に日産スタジアムで行われるキリンチャレンジカップ2019のコロンビア代表戦の前日会見に出席した。

森保一監督体制初の公式戦となった1月のアジアカップで準優勝に終わった森保ジャパン。再出発となる最初の相手は、FIFAランキング12位に位置する南米の強豪・コロンビア。ロシア・ワールドカップ(W杯)以来の再戦だ。

この一戦に向けて森保監督は、アジアカップの主力と新たに加わった選手たちを交えて戦うことを明言した。

森保一監督(日本代表)

「みなさんこんにちは。今日は前日会見ということで、お集まり頂きありがとうございます。アジアカップからメンバーを入れ替えて、新たにキリンチャレンジカップを戦いますが、まずは日本代表としてチームとしての目的は変わりません。明日の一戦に向けて最善の準備をして、勝利を目指してチーム一丸となって戦いたいと思っています」

「その中で、内容的にこれまで招集していなかった選手も含めてチームとして経験値を上げて、日本代表の選手層を厚くする。底上げをするということをやっていければと思います」

──明日の先発の考え方

「チームとしてはアジアカップで7戦を戦い、ウズベキスタン戦はほとんど選手を変えて戦いました。基本的に明日のメンバーはアジアカップで主力として戦った選手と、新たに加わった選手たちを交えながらメンバー編成をして戦いたいと思います」

「すみません。全部決まっている訳ではないので、アバウトな答えになりますけど、いずれにしてもアジアカップで主力として戦った選手がいる訳ではないので、ミックスして戦うということになります」

──キャプテンについて

「ゲームキャプテンは今日の練習を見て決めたいと思います」

──明日の一戦はどういった意気込みで臨みたいか

コロンビアが世界の中でも強豪だということは、ロシアW杯で日本が勝ったとはいえ、変わらないと思っています。そのコロンビアに対して、相手のことも踏まえて戦わなくてはいけないですけど、相手もW杯からチーム編成が変わって、監督も変わって戦う中、予想できないことは多々あります」

「相手が強いということを認識しつつも、大切なことは我々の力を発揮するということ、ピッチに立った選手が自分の持っている力を全て出し切って、思い切ってプレーすることです。チームとしてアグレッシブに戦うことと、試合の流れを読んで粘り強く戦うことをチームとして共有しながら戦いたいなと思います」

「選手個々には自分の持っている力をこのキリンチャレンジカップの中で、コロンビア戦の中でアピールしてもらえればと思います」

──コロンビア戦で試したいこと

「アジアカップはもちろん、このキリンチャレンジカップにおいても日本代表として戦う上で、多くの方が応援してくださる皆さんに、ホームで勝利を届けられるように勝つことにこだわって戦ってほしいなと思っています」

「その中で、もちろんチームとしてトライすべきことはトライしていきたいと思います。選手も大幅にアジアカップから入れ替わってきている中で、ベースの部分を、昨日のトレーニングと今日のトレーニングで確認して、より戦術的なベースを選手たちに認識してもらい、今後のレベルアップに繋げていきたいと思っています」

「トライという意味では、選手がそれぞれ自分の持っているものを全て出し切れるように、そして日本代表の中で存在感を発揮してもらえるように、それぞれのスペシャルな部分を出していけるようにトライしてほしいなと思っています。私自身も監督として、明日の試合で選手がトライすることやチャレンジすることをしっかりと後押しできるように今日の練習から準備したいと思います」

──毎回、親善試合が2試合あれば全選手を起用しているが、今回もそういう方向か

「基本的にはできるだけ多くの選手をピッチに送り出して、プレーして欲しいなと思います。その中で自分が持っている特長や日本代表の中でできること、これからの伸び代を見せてもらえるようにということを今回のキリンチャレンジカップでもやっていきたいと思います」

「ただし、それは約束されているものではなく、トレーニングの中でこの代表活動の中で、そこはチャンスを与えられるべき選手にはそうしたいと思いますし、足りないと思えば違う判断になるかもしれません」