4ゴールの札幌ブラジル人FW、フェンス飛び越えで“2m落下”のアクシデントに騒然
後半4分、リードを広げるゴールを決めた後にサポーターの待つゴール裏に向かうも…
北海道コンサドーレ札幌は9日、J1リーグ第3節で清水エスパルスと対戦。
大量5ゴールを奪い、本拠地開幕戦を勝利で飾った。今季加入のブラジル人FWアンデルソン・ロペスが1人で4得点を叩き出したが、大爆発の陰であわやのアクシデントにも見舞われていた。
札幌は前半19分にスルーパスに抜け出したFW鈴木武蔵が2試合連続ゴールで先制。同36分に清水に同点とされたが、アディショナルタイムに鈴木が獲得したPKをA・ロペスが決めて2-1とリードして前半を折り返した。
迎えた後半4分、MFルーカス・フェルナンデスがドリブルを仕掛け、ペナルティーエリア右から浮き球のパスを供給。ゴール前のMFチャナティップは合わせきれなかったが、こぼれ球に反応したA・ロペスが右足ジャンピングボレーで仕留め、リードを2点に広げた。
歓喜のA・ロペスは、札幌サポーターのいるゴール裏に駆け出すと、フェンスを越えてジャンプ。次の瞬間、ブラジル人助っ人の姿が消えた。会場の札幌ドームはピッチとフェンス外に約1.5メートルの落差があり、ジャンプ分を含めると2メートル以上を落下している。A・ロペスは受け身を取り損ねたのか、ピッチ外で左肩付近を押さえて倒れ込み、スタッフも駆けつける騒然の事態となった。
幸いにも大事には至らず、札幌公式ツイッターも「ゴール後、思い切り看板を飛び越えステージから落ちてしまいましたが、大丈夫そうです」と速報。A・ロペスはその後2ゴールを足して計4得点をマークし、札幌は5-2で快勝した。(Football ZONE web編集部)