ウズベキスタン戦で日本代表での運命が決まるかもしれない4名

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日本代表は17日、アジアカップのグループステージ最終節でウズベキスタン代表と対戦する。

2連勝で既に決勝トーナメント進出を決めており、森保一監督はこれまであまり使われていない選手の起用なども示唆している。

そこで今回は、この試合によって日本代表での運命が変わるかもしれない選手たちを特集しよう。

青山 敏弘

森保監督とは師弟関係にあり、現代表の発足時には主将を務めた青山。

しかしスタイルの異なる代表では満足なパフォーマンスができているとはいえず、慢性的なケガもあって現在の立場は必ずしも盤石ではない。

彼がプレーするボランチは大会前に守田英正が負傷離脱し、遠藤航が発熱に見舞われるなか、トルクメニスタン戦では本職ではない冨安健洋が起用され、オマーン戦も出番がなかった。

現在32歳。もしこのウズベキスタン戦で起用されないようならば、あるいは結果を残さなければ、代表での未来は明るくないだろう。

塩谷 司

守田英正の負傷によって大会直前に急遽呼ばれた塩谷。

森保監督とはサンフレッチェ広島でJ1を3度制した間柄であり、また、守備的なポジションを広くこなすこと、アジアカップを開催するUAEのアル・アインでプレーしていることから約3年ぶりの代表復帰となった。

ここまで出番がないもののウズベキスタン戦で起用が予想されており、試合がアル・アインの本拠地で開催されることから現地でも期待が高まっているという。

本職のセンターバック、両サイドバックは若手も育っており、この大会は30歳の彼にとって代表での生き残りをかけたラストチャンスになるかもしれない。

佐々木 翔

森保監督のサンフレッチェ広島で活躍し、昨年、28歳にして日本代表に初招集された佐々木。

身体能力の高さ、空中戦の強さが武器で、左サイドバック、センターバックなど複数ポジションが可能なことから、代表デビュー戦ゴールの山中亮輔を差し置き、長友佑都の控えとしてアジアカップの23名に選出された。

ただ代表では足元の技術など特に攻撃面で課題を露呈しており、先月、塩谷がクラブワールドカップで左サイドバックとして活躍した際には、ネット上に「佐々木よりも塩谷がいい」という声が散見した。

若きサイドバックの室屋成は両サイドが可能で、先日オランダへ移籍した中山雄太もこのポジションで大成する可能性を秘める。代表で残された時間は多くはないだろう。

伊東 純也

類まれなスプリント能力を武器にJリーグトップ級のサイドアタッカーへと急成長した伊東。

ハリルホジッチ体制で日本代表に呼ばれた彼は、ワールドカップの出場こそ逃したものの森保体制で2ゴールを記録するなど結果を残している。

ただプレーの幅の狭さもり、信頼を獲得できているとは言い難い。そのうえ同じ右サイドには20歳の堂安律が君臨しており、25歳の彼が生き残るのは容易ではないだろう。

右サイドは原口元気も可能で、似たタイプとして浅野拓磨もおり、さらに下にはあの久保建英らも控えている。欧州移籍を目指す彼にとって、この大会、いや、このウズベキスタン戦はサッカー人生を左右する試合になるかもしれない。