今日は成人の日!1998-99「忘れ難い20年前のユニフォーム」
本日は「成人の日」。平成10年(1998年)4月2日から平成11年(1999年)4月1日に生まれた新成人が、平成最後の成人式を迎えた。
そこで今回は、今年の新成人がこの世に生まれた時代のユニフォームから、忘れ難い10着をご紹介しよう。
日本代表 1998-99
ユニフォーム:日本代表/1998-99/Asics/ホーム(1998W杯モデル)
日本代表がW杯初出場となった1998年フランス大会で着用した、記念すべきユニフォーム。両袖の「炎」が特徴あるデザインだ。中山雅史(現アスルクラロ沼津)は、この大会の日本代表で唯一の得点者だった。
ペルージャ 1998-99
ユニフォーム:ペルージャ/1998-99/Galex/ホーム
出場したフランスW杯で注目された中田英寿は、大会後にベルマーレ平塚(現湘南ベルマーレ)からイタリアのプロヴィンチャ、ペルージャへ完全移籍。シャツにはグリフォン(鷲の上半身とライオンの下半身を持つ伝説上の生き物)を描いている。
ユーゴスラヴィア代表 1998-99
ユニフォーム:ユーゴスラヴィア代表/1998-99/adidas/ホーム(1998W杯モデル)
ネイビーを基調に汎スラブ色のデザインが、シンプルで美しい一着。国連によるユーゴスラヴィア制裁の一環で、一時期は国際舞台から締め出された代表チームにとって、制裁解除後初の大舞台が1998年W杯。当時名古屋グランパスに所属していたドラガン・ストイコヴィッチはキャプテンとしてチームをけん引し、ドイツ代表戦ではゴールも決めている。
メキシコ代表 1998-99
ユニフォーム:メキシコ代表/1998-99/ABA Sport/ホーム(1998W杯モデル)
今でも賛否が分かれる強烈なデザインだ。メキシコの歴史的な遺物「太陽の石(アステカ・カレンダー)」を中央に大きく描いたキットへの評価は、絶賛と酷評の両極端。だが、どちらにしても98W杯を象徴するユニフォームなのは間違いない。
スウェーデン代表 1998-99
ユニフォーム:スウェーデン代表/1998-99/adidas/ホーム
胸元が編み上げスタイルのクラシックなデザインが大人気。このキットを着たスウェーデン代表は、98年9月から始まったユーロ2000予選・グループ5でイングランド代表を抑え、圧倒的な成績で首位通過を果たした。
ディナモ・キエフ 1998-99
ユニフォーム:ディナモ・キエフ/1998-99/adidas/ホーム(CLモデル)
ウクライナ国旗カラーをあしらったユニフォーム。98-99シーズンのチャンピオンズリーグでは、アーセナルやレアル・マドリーが、このウクライナからの刺客の前に倒れた。最後は準決勝でバイエルン・ミュンヘンに紙一重の差で敗れたが、アンドリー・シェフチェンコを中心としたチームの躍進は称賛された。
インテル 1998-99
ユニフォーム:インテル/1998-99/Nike/ホーム(CLモデル)
このシーズンのインテルは成績だけに目を向ければ、CLはベスト8入りを果たすもセリエAは8位と平凡なものだった。だが、サプライヤーがUmbroからNikeに変わった最初のユニフォームは、その優れたデザインで歴代屈指の人気を誇る。
パルマ 1998-99
ユニフォーム:パルマ/1998-99/Lotto/ホーム
90年代は「セリエA“7強”」の一角に数えられていたパルマ。98-99シーズンはホームキットの色が、それまでの白を基調とした物から黄/青に変更して驚かせた。チームはUEFAカップとコッパ・イタリアを優勝し、カップ・ダブルを達成。輝かしい成績をクラブの歴史に刻んでいる。
レアル・マドリー 1998-2000
ユニフォーム:レアル・マドリー/1998-2000/adidas/ホーム
Nikeがバルセロナと、そしてadidasがレアル・マドリーと契約した98-99シーズン。キットデザインはKelme時代よりも洗練され、少しばかり光沢感のある生地を使ったユニフォームは、気高さに満ち溢れていた。98-99シーズンはラ・リーガを2位、そして翌99-00シーズンはCLを優勝している。
マンチェスター・ユナイテッド 1998-2000
ユニフォーム:マンチェスター・ユナイテッド/1998-2000/Umbro/ホーム
胸元のジップアップが特徴的で、全体的にも調和の取れたデザイン。「Umbro×マンU」最高傑作と称しても過言ではない、90年代のクラブを象徴するユニフォームだ。98-99シーズンのCLでは「カンプ・ノウの奇跡」を演じ、プレミアリーグとFAカップも優勝。トレブル(3冠)を達成した。