東京都の新宿副都心にある東京都庁。

1898年(明治31年)から「淀橋浄水場」という浄水場として活用されてきたこの場所が浄水場としての役目を追えるのは、1965年(昭和40年)。

「淀橋浄水場」跡地は、現在、新宿副都心として「東京都庁舎」を含む高層ビルが建ち並び、巨大なオフィス・商業施設が建ち並ぶ新宿の1部を形成しているのだ。

そんな副都心のランドマークとも言える超高層ツインタワー「東京都庁」には、あまり知られていないのだが美味しくてリーズナブルな食事や居酒屋メニューを味わえる食堂が存在している。

食材には東京都産のものが多く使われており、たとえばアシタバをつかったスムージーや、東京都青梅市の小澤酒造株式会社が誇る奥多摩の湧水で仕込仕込まれた澤乃井などをリーズナブルに味わう事ができる。

今回はそんな東京都の美味しいものをリーズナブルに味わえる東京都庁の食堂で、名物の1つと言っても過言ではない、美味しくてボリューム満点のラーメン「元祖都庁ラーメン」をご紹介したい。

・都庁の32階にある絶景を堪能できる食堂
都庁ラーメンを初めとしたリーズナブルなグルメを味わえる食堂は東京都庁の32階にある。

32階の全てが食堂・居酒屋営業を行う場所となっているのだ。

その高さたるや、エレベーターホールの窓からは、富士山が望めるほど。

そんな都庁で味わえるのが様々なメニューだ。

オシャレなカフェメニューに、食堂の定食やラーメン、カレーなどのメニュー、そして居酒屋のメニューなど、様々な魅力的なメニューがラインナップされている。



・都庁食堂のシグネチャーメニュー、それが「都庁ラーメン」
様々なメニューの中からオススメしたいのが、都庁の名前のついた「都庁ラーメン」だ。

「都庁ラーメン」をカウンターで受け取ると、しっかりと海苔に「元祖都庁ラーメン」と刻印がされており、しっかりと「元祖都庁ラーメン」のアピールを受け取る事ができる。

具材にはネギ、チャーシュー、メンマ、煮卵、そして魚粉が添えられている。そして特筆すべきは丼の大きさと麺のボリュームだ。

実は「元祖都庁ラーメン」の麺の量は1.5人前となっており、通常のラーメンよりも満足度の高い一杯となっているのだ。

ただ単純にボリュームがおおいだけではない。

まずスープは正統派の醤油スープなのだが、魚粉が入っているためか、非常にウマミとコクを感じられる味わいとなっている。

そしてそのウマミたっぷりの醤油スープを、しっかりとしたちぢれ麺が受け止めているのだ。

良い意味で期待を裏切ってくれるほど、ちゃんと美味しいラーメンを味わえる。

もちろん煮卵もしっかりと半熟で味がしみ込んでいるため、ちゃんと美味しい。

・景色も楽しめる、それが都庁の食堂
そんなちゃんと美味しいラーメンを楽しみながら、さらに楽しめるのが、新宿の32階から見える景色だ。

夕暮れの高層ビル群や富士山を楽しめるのはもちろんのこと、

夜の帳がおりたのならば、美しい新宿副都心からの夜景も堪能できるのだ。

まさに東京で最も美しい夜景を堪能しながら味わえるラーメンがそこにはある。

普段、何気ない形で通り過ぎる事の多い役所に、ちょっと立ち寄って気軽にグルメを味わう、そんな旅もいいかもしれない。

そこにはきっと普段気にも留めないからこそ、知られざる味わいとなっているグルメがあるに違いないのだ。

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お店 都庁第一本庁舎32階職員食堂
住所 東京都新宿区西新宿2-8-1 東京都庁 第1本庁舎 32F
営業時間 08:00〜17:00
ランチ営業 11:30〜14:00
居酒屋営業 17:30〜21:00
定休日 土・日・祝日及び年末年始
東京都庁の公式ホームページ http://www.tokyo-jinzai.or.jp/rest_cafe/restaurant/staffs_dining_hall.html