エンゼルス・大谷翔平【写真:Getty Images】

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米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」のインタビューに応じた大谷

 エンゼルス大谷翔平投手は今季、メジャー挑戦1年目で投打の二刀流を成功させ新人王候補に名を連ねている。10月上旬に大谷を新人王に選出した米野球専門誌「ベースボール・アメリカ」は二刀流ルーキーを特集し、本人にインタビューしている。

 大谷は右肘のケガで投手としては10試合登板、4勝2敗、防御率3.31の成績に終わったが、打者として104試合に出場し打率.285、22本塁打、61打点、10盗塁と活躍した。通訳を介して、ルーキーイヤーで最も印象的だったのは「オークランドの開幕戦だと思います」と振り返っている。

 スプリングトレーニングでは結果が出ず米メディアからは懐疑的な意見も多かった。結果が出ずシーズンに入るにあたり心配もあったが、ワクワクしながら開幕を迎えたことを明かしている。また、打撃面では足を上げるフォームからシーズン直前にコーチの助言ですり足に変更。これがマッチし、シーズンではキャンプの不振を吹き飛ばして見違えるような打撃を見せつけた。これには大谷自身も「僕は常に修正を続け、向上したいと思っています」と語っている。

 一方、投手としては日本時代の投球フォームを変更することはなかったという。ベーブ・ルースと比べられることには光栄だとしながらも「たった1年です」と語り、ベーブ・ルースと比較できるとは言えないと自己分析。将来的に多少でもベーブ・ルースと比較できるようになれたらいいとの希望を明かし、さらなる活躍を誓っている。

 また、大谷はアメリカに来てからは朝食を自ら作るようになったことを“告白”。その中でもオムレツが一番の得意料理で「今年メジャーリーガーの中で一番オムレツを作った自信があります」と、笑顔でインタビューに答えている。(Full-Count編集部)