JR東日本(東京都渋谷区)は、福島県楢葉町に設置する常磐線新駅の名称をJヴィレッジ駅にすると正式に決定した。2018年10月11日、各メディアが報じたほか、駅名の由来となったスポーツ施設「Jヴィレッジ」(楢葉町と広野町)のFacebookページでも伝えられている。


Jヴィレッジ駅の建設現場(Wikimedia Commonsより、Σ64さん撮影)

仮称の段階から既にJヴィレッジ駅を使用していた。3月28日に国土交通省東北運輸局から認可を受けており、19年4月の開業を目指す。

ツイッターでも反応寄せられる

「Jヴィレッジ」はサッカーのトレーニングセンターも兼ねていて、1997年のオープン以来、日本代表のキャンプや2002年の日韓ワールドカップではアルゼンチン代表がキャンプを構えるなどスポーツ振興の重要な役割を担ってきた。その一方で、福島第一原発から約20キロの距離にあるため、東日本大震災の原発事故では廃炉作業の拠点となっていた。

その後、福島県復興計画において、復興のシンボルとして早期再開が位置づけられ、18年7月28日に一部が営業を再開。19年4月に全面再開する計画が立てられている。

国土交通省東北運輸局の発表によると、新駅の設置は「Jヴィレッジの再開に合わせ、常磐線に新駅を設置することで福島県浜通り地域の復興や地元のにぎわい創出等に関する貢献、利用者の利便性の向上、交通渋滞の緩和、交流人口の増加等を目指す」としている。

設置されるのは広野駅と木戸駅の間でイベント開催などに停車する臨時駅としてスタートする。

報道が出るとツイッター上でも反応が寄せられ、

中でも多かった反応が、Jヴィレッジ駅というネーミング。報道でも伝えられているように、JR東日本管内では初めてのローマ字の入る駅名であることから、

ネーミングも注目される新駅の開業まで既に1年を切っている。