アドベンチャーワールドのパンダ(pelicanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

「向こうはシャンシャンやけどこっちはジャンジャン産まれてる」「1〜2年に1回は赤ちゃん生まれてるぞ」と話題になったのは、和歌山県白浜町にあるレジャー施設「アドベンチャーワールド」だ。2017年秋ごろ、一部SNSで拡散したことがある。

アドベンチャーワールドは中国の「成都大熊猫繁育研究基地」の日本支部でもあり、ジャイアントパンダの繁殖研究事業を行っている。現在までに10数頭の繁殖実績があるが、その割には知名度がない、というのが定説だった。しかしどうやらその定説は覆されてしまったようだ。

世界最大級の旅行サイト「トリップアドバイザー」が発表した「旅好きが選ぶ!日本の動物園・水族館ランキング2018」の動物園部門で、アドベンチャーワールドが1位に選ばれた。

「ゆっくりと好きなだけパンダを見られます」


アドベンチャーワールドのパンダ(pelicanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

今年に開園40周年を迎えたアドベンチャーワールドは、動物園、水族館、遊園地の3つを持つ。とくにジャイアントパンダの人気は高く、広い敷地の中で、パンダのしぐさや行動が至近距離でゆっくり観察できる点が、ひときわ好評だ。


アドベンチャーワールドのパンダ(pelicanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

トリップアドバイザーに寄せられた口コミでも、「ゆっくりと好きなだけパンダを見られます」「パンダの多さに圧倒」「パンダだけではないがやはりパンダ」といったコメントが多いという。やはりパンダの人気がランキング1位になった最大の要因であろう。


アドベンチャーワールドのパンダ(トリップアドバイザー・プレスリリースより)

ツイッターのアドベンチャーワールド公式アカウントからは次のように告知されている。


アドベンチャーワールドのぺンギン(pelicanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ツイッターにはこんな声も寄せられている。

アドベンチャーワールドでは、その他、ライオンやアミメキリン、アジアゾウ、カピバラ、アルパカなど、140種1400頭の動物たちが飼育されている。またサファリゾーンでは、カートや車から動物を間近に見る体験ツアーも人気だ。


アドベンチャーワールド(pelicanさん撮影、Wikimedia Commonsより)

ランキング・トップ10の2位以下は、以下のとおりだ。

2 位 高知県立のいち動物公園/高知県香南市
3 位 旭山動物園/北海道旭川市
4 位 神戸どうぶつ王国/兵庫県神戸市
5 位 掛川花鳥園/静岡県掛川市
6 位 東山動植物園/愛知県名古屋市
7 位 神戸市立王子動物園/兵庫県神戸市
8 位 那須どうぶつ王国/栃木県那須町
9 位 富士サファリパーク/静岡県裾野市
10 位 伊豆シャボテン動物公園/静岡県伊東市