西武池袋本店(東京都豊島区)で、2018年10月3日から16日まで「秋の北海道うまいもの会」が行われている。


こんなビジュアルです(以下、10月4日撮影)

北海道一筋30年のだというバイヤーの渡部さんが開発と厳選した「北海道の最先端&限定グルメ」が集まり、ラーメンや海鮮、お肉のほかスイーツが集結している。数々の品の中で一風変わったソフトクリームを発見。Jタウンネット記者が実際に食べてみた。

何を考えているのだ


西武池袋本店で開催中の「秋の北海道うまいもの会」

今回、食したのはJAなかしべつ(中標津町)が販売する「海と山のいくらソフト」だ。

JAなかしべつのミルクソフトに、隣町の標津町で水揚げされた秋鮭の「新物いくら」をトッピングしたもの。


レジ横のフリップ

3日に催事が始まるとツイッターには、果敢に新感覚ソフトクリームに挑戦する人々が現れた。

「ミルクソフトの味がしっかりしていくらの塩気と以外とあう。...スイカに塩的な?」
「見てこれいくらソフト〜〜〜〜〜楽し〜〜〜」

一見すると全くの不釣り合い。だが、ツイッターではマッチング率の高さを物語る投稿もあった。

では、実際に食べるとどんな味がするのだろうか。

注文すると店員さんがカップにいくらを散らしてくれる。そこにミルクソフトを投入するのだが、待っている私は内心「やめておけば良かった」と思ってしまうほど不自然な光景だった。

ソフトの上にもありったけのいくらと、牛が描かれたホワイトチョコレートを乗せて完成。


「海と山のいくらソフト」

スプーンにいくらとソフトクリームを乗せて、いざ実食。口中でいくらの弾ける食感と滑らかな舌触りが一気に訪れる。味はいくらを潰してみたものの、さっぱりとしたソフトクリームの味しかわからない。ソフトクリームがなくなり、頭の中に疑問符が浮かんだ次の瞬間、いくらと醤油の味が一気に口に広がった。

「いくら丼で米と一緒に食べると最初に来るはずの味」がソフトクリームのあとにやってくる。

牛乳ソフトクリームを食べているはずなのに、後味はいくら――。味が見事に分離しているが、2つ同時に食べることで全く新しいソフトクリームが出来上がった。

「海と山のいくらソフト」は各日限定30個で、価格は801円(税込み)。催事では前半と後半で入れ替わる店もあるが、JAなかしべつは全日出店している。