三重県松阪市で新たにご当地かるたが登場した。

「松阪かるた」と呼ばれるこのかるた。面白いところはそれぞれの絵札に松阪市にゆかりのある人がモデルとなって出演しているところだ。

「北海道」の名付け親も松坂出身


松阪かるた「武四郎名付けさせたら歴史規模」(以下画像は松阪かるた実行委員会提供)

上の読み札は「武四郎名付けさせたら歴史規模」として、江戸時代末期から明治にかけて探検家などとして活躍し、「北海道」の名前を考案したことでも知られる松浦武四郎にちなんだもののようだ。ほかにも松阪市出身の著名人も登場しており、歌手のあべ静江さんや女子レスリング選手の土性沙羅選手も絵札になっている。

また、絵札にはゆるキャラや近隣施設で働く人も登場し、みんなで地元を盛り上げていく様子が伝わってくる。

Jタウンネット編集部は松阪かるた実行委員会担当者に話を聞いた。担当者によれば、2018年1月に松阪市と、地元の「第三銀行」が締結した「松阪市と第三銀行との地域活性化に関する連携協定」に基づき、地域の魅力を伝えるため、かるた作りに着手したとのこと。

松阪市の名所や名物に子どもを中心にして楽しく触れてもらえたらということで、今回のようなかるたになったという。三重県出身の写真家・浅田政志さんに撮影を依頼し、221人の人がモデルとなりかるたに登場する。竹上真人松坂市長も登場し、かるたを通じた地域活性を目指した。

9月2日には松阪市立野町のさんぎんアリーナにて「第1回 松阪かるた大会」が行われ、90人ほどの参加があったそうだ。

「お子さん同士で参加される人や、家族で参加する人もいて、楽しんでもらえたようです」

と担当者は今後に期待を込めて語ってくれた。


あべ静江さん「熱心に松阪アピールあべ静江」


土性沙羅選手「ふるさとに金をもたらす土性沙羅」