世には様々なお土産があるが、ネット上で話題に上がったユニークなお土産がある。静岡県の土肥(とい)金山と、新潟県の佐渡金山で販売されているその名もずばり「埋蔵金最中」だ。


埋蔵金最中(以下画像は土肥マリン観光土肥金山提供)

金山で「埋蔵金」という名称のお土産が販売されているのが、また絶妙なところだ。欲に目がくらんでしまいそうな名称だが、「円くお納めください」とのパッケージを開けると、一見して普通の最中。しかし、最中の下には小判の形をしたチョコレートが隠されており、思わず時代劇の一場面を思い出したくなってしまう。穏やかならぬ秘めた思いを読み取りたくなりそうだ。

一体どうやって生まれたものなのか。Jタウンネット編集部は発案者に話を聞いた。

「文字通り山吹色のお菓子www」


最中の下には小判の形をチョコレートが

ネット上では「文字通り山吹色のお菓子www」といった声も上がり、「悪代官と豪商によるワイロごっこが出来る」など様々な声が上がっている。

Jタウンネット編集部は「埋蔵金最中」発案者の土肥金山・国分歩さんに話を聞いた。国分さんは「面白おかしい商品を作りたいという思いがあり、それを業者と相談をして形にさせていただいた」と発案の経緯を語る。

元々土肥金山では小判の形をしたチョコレートを販売していたが、「面白おかしい商品を」と業者と提案を積み重ね、様々に案を出していたところ、次第に商品数が増え、「埋蔵金シリーズ」としてシリーズ化されるようになったのだという。「埋蔵金最中」の他にもチョコの「埋蔵金の金塊」や、バームクーヘンの「埋蔵金の刀」も販売中だ。


埋蔵金シリーズ・埋蔵金の刀(土肥金山公式サイトより)

今後はどういった新商品を考えているのか国分さんに聞くと、「それはちょっと......」と言葉を濁した。まだまだ記者の「お気持ち」が足りていないのかもしれない。

残念ながら、「埋蔵金最中」は例年夏の時期は販売していないのだという。しかし、多くのリクエストもあり、できるかぎり早くの販売再開を目指して、現在準備中だ。

「私自身面白いものが好きなので、これからも業者と協力して、面白い新商品を作っていけたらと思います」