音楽フェスでイノシシ撃退!? 福井で「マウントオブミュージック」が開催
2018年8月18日に福井県越前町で野外音楽フェスティバル「Mount of Music(マウントオブミュージック)」が開催される。
画像は「マウントオブミュージック」公式フェイスブックより
豊かな自然に触れながら、音楽も楽しめ、鳥獣被害対策にもなるいいことずくめイベントだというが、一体どんな経緯で生まれたものなのだろう。
普段山に来る機会がない人にも
「マウントオブミュージック」では、地元福井で活躍するアーティストや、世界を舞台に活躍するDJなど7組の演目に加え、地元の食や会場周辺のトレッキングも楽しめるという。
田んぼに囲まれた山間部で豊かな自然に触れながら、音楽を聞く。何とも気持ちよさそうなイベントだが、この「マウントオブミュージック」のユニークな点は、イノシシなどによる鳥獣被害対策も兼ねている点だ。
たしかに、人の気配があるところに動物は寄り付かないが、具体的にどんな効果があるのだろう。Jタウンネット編集部は2018年8月13日、マウントオブミュージック実行委員会事務局で代表を務める福田昌輝さんに話を聞いた。
福田さんは、越前町の若き米農家である井上高宏さんと出会い、イノシシなどの鳥獣被害の現状を知ったそうだ。花火を打って対策をしていたが、なかなか効果が見られず、「では、音楽をかけたらいいのでは?」と井上さんらと「マウントオブミュージック」を始めた。試験的に30人ほどの動員として昨年プレイベントを開催したが、今年から本格的に始動する。
今回のイベントを通して、「普段山に来る機会がないような人にもオシャレな場所だと思ってもらいたい」と語る。今年は100人の動員を目指し、SNSなどでPRしている。
「やっていること自体新しいことですので、大勢の人に来て頂いてイベントとして確立してきたいです」
と抱負を語ってくれた。
イベント当日は開場・開演13時、終演23時を予定。前売りチケットは2000円(当日は3000円)。チケットの申込は、Peatixで受け付けている。
※実行委員会の指摘を受け、8月16日17時25分、記事内容を一部修正致しました。