「どう見てもジャガイモ」なセイウチについて 大分の水族館「うみたまご」に聞いてみた
ジャガイモのモノマネをするセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
上の写真をご覧いただきたい。巨大なジャガイモが二つ、ごろっと転がっている、ように見えるが、もちろんジャガイモではない。実は、なんとセイウチだ。
セイウチといえば、北極海に棲息する、体長2メートル、体重1000キロを超す海獣だ。そのセイウチが、ジャガイモのモノマネをすると話題になっている。
「初めてセイウチにかわいいという感情を抱いた」
2018年8月1日、ツイッターにはこんな動画付きのツイートが投稿された。
お兄さん「今からジャガイモのモノマネをしたいと思いまーす!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!」
— 22歳 (@____k_022) 2018年8月1日
ワイ(ジャガイモの物真似.........?)
セイウチ「 」(ジャガイモになる)
ワイ(ジャガイモだ...) pic.twitter.com/WltQZtsHhO
まるでコントのような軽快なテンポで、モノマネ芸を披露するセイウチが登場する。このツイートには、なんと23万を超える「いいね」が付けられている。
このツイートには、こんな声が寄せられている。
ジャガイモのモノマネをするセイウチさん、尊い。
— いしばし ひろこ (@tomato_hiroko) 2018年8月2日
セイウチ自身は多分じゃかいものつもりでやってなくて爆笑
— ビューティー長谷川 (@aomukeboy) 2018年8月2日
初めてセイウチにかわいいという感情を抱いた
— むらさき (@66aster___) 2018年8月2日
「ジャガイモのモノマネをするセイウチさん、尊い」「初めてセイウチにかわいいという感情を抱いた」などといった感想だ。
話題になっていたのは大分県大分市の水族館「うみたまご」のセイウチさんということで、Jタウンネット編集部は電話で話を聞いてみた。
腹筋芸で大爆笑を誘うセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
電話で答えてくれたのは、大分マリーンパレス水族館「うみたまご」の広報担当者だ。「セイウチショー」はいつ頃から行ってますか? と聞くと、「2004年のうみたまごオープンから毎日行なっています」と答えてくれた。
「じゃがいも芸」はどんなきっかけで生まれたのだろう?
「3〜4年前、トレーナーがショーのネタを考えているとき、ものまね芸の一つとして考案しました。もともと、『3段腹が恥ずかしくて頭を抱えて丸くなる芸』があり、それを背中側でやると『じゃがいも』に見えることをスタッフが発見したのがきっかけです」
パフォーマンスで人気のセイウチ(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)
ところで、セイウチはもの覚えがいいのだろうか?
「賢い動物なので、物覚えは良いです。技を出すときの合図(サイン)として、言葉も聞き分けることができます」
うみたまごには3頭のセイウチがいるが、ショーに出演しているセイウチは1〜2頭が交代で出ている。「じゃがいも芸」の他に、腹筋、投げキッスなど、持ちネタはたくさんあるという。
SNS拡散で観客のウケも良くなった(画像提供:大分マリーンパレス水族館「うみたまご」)