【前園真聖コラム】第202回「森保一新監督の選出とともに重要なのは」
26日、日本代表の新監督が噂どおり森保一監督に決まりました。先週の記事でも書きましたが、今年のワールドカップでチーム作りをしっかりと間近で見たということは、今後に対する大きな好材料です。ぜひ、いいチームを作っていってほしいと思います。
ただし、もちろん困難な作業が待っていることは間違いないでしょう。就任会見の様子を見ましたが、森保監督には緊張感が見えました。やはりコーチとしてチームにいるのと、自分が責任を負う監督になるのは大きく違うと思います。
特に今回はこれまでチームを支えてくれた選手たちが何人も代表チームからの引退を表明しています。記者会見で出ていた「世代交代」という作業はいつでも難しい作業です。
世代交代のために森保監督が五輪代表監督を兼任しているというのは効果的でしょう。若い選手をじっくり見ることができます。ですが、日本代表と五輪代表の活動時間が重なるときは間違いなくあります。そんなときにどうするのか。
会見のときには森保監督を補佐するコーチの名前が明らかになりませんでした。決まっていなかったのか、明らかにされなかったのかわかりませんが、コーチの存在が重要になるのは間違いありません。
僕がアトランタ五輪に出たときは西野朗監督の下に山本昌邦コーチがいて、口数の少ない監督との間に入って潤滑剤になってくれていました。監督の意図を伝えるだけではなく、冗談を言って雰囲気を明るくするなど、たくさんの役割を担っていたのです。
今回はさらに監督不在のときにチームを見るという役もこなさなければなりません。その人事がどうなるか。監督を選んで終わりではなく、これから先が大切になっていますので、ぜひその点にも注目してほしいと思います。
ただし、もちろん困難な作業が待っていることは間違いないでしょう。就任会見の様子を見ましたが、森保監督には緊張感が見えました。やはりコーチとしてチームにいるのと、自分が責任を負う監督になるのは大きく違うと思います。
世代交代のために森保監督が五輪代表監督を兼任しているというのは効果的でしょう。若い選手をじっくり見ることができます。ですが、日本代表と五輪代表の活動時間が重なるときは間違いなくあります。そんなときにどうするのか。
会見のときには森保監督を補佐するコーチの名前が明らかになりませんでした。決まっていなかったのか、明らかにされなかったのかわかりませんが、コーチの存在が重要になるのは間違いありません。
僕がアトランタ五輪に出たときは西野朗監督の下に山本昌邦コーチがいて、口数の少ない監督との間に入って潤滑剤になってくれていました。監督の意図を伝えるだけではなく、冗談を言って雰囲気を明るくするなど、たくさんの役割を担っていたのです。
今回はさらに監督不在のときにチームを見るという役もこなさなければなりません。その人事がどうなるか。監督を選んで終わりではなく、これから先が大切になっていますので、ぜひその点にも注目してほしいと思います。
関連情報(BiZ PAGE+)
1973年生まれ。横浜フリューゲルス、ヴェルディの他、ブラジルなどでプレー。アトランタ五輪では、主将として28年ぶりに五輪出場を決めた。2005年引退後は解説の他、少年サッカー普及に従事。2009年、ビーチサッカー日本代表としてW杯に出場。ベスト8に貢献した。