紅蘭「事実と異なる」 週刊新潮「仮病ドタキャン疑惑」に反論
俳優・草刈正雄さんの長女で、タレントの紅蘭さん(28)が「週刊新潮」に載った自身に関する記事をめぐり、「事実と異なることで私を含め関係者の皆様が困っています」とインスタグラムで主張した。
2018年3月29日発売の同誌4月5号では、紅蘭さんがテレビ東京の人気番組「ローカル路線バス乗り継ぎの旅Z」の収録をドタキャンしたと報道。記事では関係者のコメントを引く形で、紅蘭さんが「仮病」で休んだとの疑惑が浮上しているとしていた。だが、本人はこのインスタで「仮病」説を否定した。
「なんだよ、仮病だったのか」との声
週刊新潮の記事では、番組関係者のコメントを引く形で以下のように報じた。
収録開始前日の2月23日、紅蘭さんのマネージャーから「腹痛のために行けない」と連絡があり、スタッフは女優・小野真弓さんを代役に立てた。収録は予定より1日遅れの25日に開始。ただ紅蘭さんは翌26日、愛犬とオープンカーでドライブを楽しんでいる写真をインスタに公開しており、スタッフの間で「『なんだよ、仮病だったのか』という不満の声が上がった」という。
記事では、紅蘭さんのこのほかのプライベートにも触れつつ、地の文で「仕事にチャランポランであるとなれば、芸能界を干されてもおかしくない」と記述。ちなみにウェブ版に配信した記事の見出しは「仮病で『バス旅』ドタキャン疑惑」だった。
「週刊誌さんに記事にして頂いたものが事実と異なることで私を含め関係者の皆様が困っています」。紅蘭さんは3月29日、インスタグラムでそう訴えると、2月23〜26日までの「真実をお話ししたいと思います」と切り出した。
「元気そうな写真」でファンを安心させようとした?
本人によれば2月23日、別の番組収録のため新幹線で新大阪へ向かっていた時、車内で「いきなりの嘔吐」に襲われ、トイレへ数度駆け込んだ。収録現場に到着した時点で、翌日の「ローカル路線」サイドに状態を報告した。
その後、救急病院で23日、ウイルス性胃腸炎と診断された。同番組サイドに「今からレンタカーを借りてそちらに行く気持ちでいます」と伝えると、「体調をとても心配してくださり代役が決まりましたので体調をしっかり治してくださいと言っていただいた」。こうして番組出演をキャンセルすることになったという。
週刊新潮の記事でも、この経緯は紅蘭さんのマネージャー談として伝えていた。
だが「仮病」疑惑については、紅蘭さんはインスタで明確に否定した。23日の番組収録の現場では、ファンが見に来ており、握手や写真撮影を求められた。だが「明らかに体調が悪かったのでうつしてはいけない」と断ったという。
紅蘭さんはこれに「とても申し訳ない」思いからその後、救急病院で点滴を受けている様子をインスタのストーリー機能で配信。「たくさんの心配な連絡がきました」が、「このまま点滴した動画をあげた状態で音沙汰なしだとファンの方々を余計に心配させてしまう」と考えた結果、「元気そうな写真」(26日のドライブ写真のこととみられる)を投稿したという。
週刊新潮に取材すると...
紅蘭さんはこの「元気そうな写真」の投稿で「不快な思いをした方々がいたら申し訳ありません」と詫びた上で、
「今回の記事に関しては真実と異なることで多くの方々が困っていますので 真実を伝えさせてもらいました」
と投稿。その上で
「週刊誌さん何度かお世話になってます このような形になり困ってます。ショックです 私はそんな生半端な気持ちで仕事をさせてもらっているつもりは一切ありません」(原文ママ)
と説明した。
週刊新潮の編集部は30日のJ-CASTニュースの取材に
「記事に記載された内容はすべて事実に基づくものと確信している」
とコメントしている。