JR東日本が駅ホームドアの整備計画を発表。今後15年程度で、東京圏在来線の主要路線全330駅にホームドアを整備します。

2025年度末までに120駅程度に整備

 JR東日本は2018年3月6日(火)、駅のホームドアについて整備のペースアップを図り、今後15年程度で東京圏在来線の主要路線全駅である330駅(整備済み32駅を含む)に導入すると発表しました。


2032年度末ごろまでにホームドアを整備する線区。駅数は路線ごとに計上(画像:JR東日本)。

 これまでJR東日本は、70駅でホームドア整備を計画し、すでに32駅に導入。2020年度第1四半期までには、山手線、京浜東北線・根岸線を中心に、整備済み32駅を含む62駅にホームドアを設置する予定です。さらに2025年度末までには、次の線区のうち120駅程度に整備します。

・京浜東北線・根岸線
・常磐線各駅停車
・中央線・総武線各駅停車(中野〜西船橋)
・中央線快速(東京〜立川)
・青梅線(立川〜拝島)
・横浜線(東神奈川〜橋本)
・南武線
・埼京線・川越線(池袋〜川越)

 ホームドアの整備にあたっては、1日あたりの乗降客数が10万人以上の駅などが優先されます。2032年度末ごろまでには、東京圏在来線の所要路線268駅に整備される計画です。

 設置するタイプは従来型のほか、整備を早くするために軽量で工期が短縮できる「スマートホームドア」の導入も進めます。このドアは現在、横浜線の町田駅で試験的に使用中。京浜東北線ではこの「スマートホームドア」が、新子安、鶯谷、上中里、東十条、蕨、与野、大宮の各駅に導入される予定です。