森保J、ウズベキスタンにまさかの0-4完敗… U-23アジア選手権は8強で終戦

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前半に守備が崩れて3連続失点、後半も立て直せず

 森保一監督が率いるU-21日本代表は19日、中国の江陰スタジアムで行われたAFC U-23選手権の準々決勝でU-23ウズベキスタン代表と対戦したが、ウズベキスタンの猛攻を抑えられず0-4と完敗を喫した。

 グループリーグを3連勝で首位通過し、準々決勝に臨んだ日本は、第2戦のU-23タイ代表戦のメンバーが中心となった。GKに小島亨介(早稲田大)が入り、3バックには右から原輝綺(新潟)、立田悠悟(清水)と並ぶと、左には負傷の影響もあって好調の板倉滉(仙台)ではなく古賀太陽(柏)が入った。また中盤は右WBに藤谷壮(神戸)、左WBに遠藤渓太(横浜FM)が入り、神谷優太(愛媛)と井上潮音(東京V)がダブルボランチを形成。最前線には田川亨介(鳥栖)を据え、右に高木彰人(G大阪)、左に岩崎悠人(京都)が配置された。

 昨年12月にタイで行われた「M-150cup」決勝の再戦となった試合は、立ち上がりからウズベキスタンが日本を圧倒する時間が続く。前半8分に左サイドで受けた相手DFコミロフがファーストシュートを放つと、シュートの雨が日本ゴールに襲いかかる。

 相手の猛攻をなんとか耐え凌いでいた日本だが、同31分にセットプレーから中央が混戦になると、ルーズボールをMFシディコフに決められてついに決壊してしまった。これで慌てた日本は3分後に最終ラインのミスからMFハムダモフに追加点を許すと、さらに同39分にはMFヤフシボエフにゴールを奪われ、0-3で前半を折り返した。

 後半、攻撃に転じたい日本は、スタートから2枚をチェンジ。岩崎と高木をベンチに下げ、三好康児(札幌)と旗手怜央(順天堂大)を投入した。しかし、次の得点を奪ったのもウズベキスタンだった。後半2分、背後へのパスでヤフシボエフに抜け出されると、ペナルティーエリア内で古賀がかわされ左足でゴール左に決められた。

 4失点を喫した日本は、1点でも多く得点を奪っていくため途中出場の三好と旗手を中心に攻撃を展開していく。同23分には井上に代えて、第3戦のU-23北朝鮮戦で出色のパフォーマンスを見せた伊藤洋輝(磐田U-18)を投入して打開を試みる。だが、なかなかゴール前までボールを運べない日本は、チャンスを作れないまま時間だけが過ぎていった。最後までチャンスと呼べるチャンスはなく、0-4の大敗を喫して今大会からの敗退が決定した。

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images