宮内庁の西村泰彦次長は9日、雑誌「月刊テーミス」1月号に掲載された常陸宮さまの発言として紹介した記事を「事実無根」と否定し、口頭で抗議して記事の撤回を求めたと明かした。共同通信が報じた。

 対象は「常陸宮さま『たった一人の反乱』」と題した記事で、常陸宮さまの会議での発言として「陛下は憲法を改正して制度的に辞められるようにしてほしいと思っておられる」などと記述したもの。西村次長は「天皇陛下の退位に関わる話で宮内庁として看過できない」と理由を述べた。

宮内庁が月刊誌記事に抗議 常陸宮さま発言内容(共同通信)