「◯◯な人だね」ってくくり、実は男子を傷つけてるかも

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なぜだか、人から「グルーピング」されるのは気持ちのいいことではありません。


「あなたは◯◯な人だね」って言われて、たとえ「◯◯」にいい意味の言葉が入っていたもしても、結局「あなたは他の◯◯な人と同じだね」っていう意味のことも伝わってしまってるんですよね。


だから、言われても複雑であんまり嬉しくない。
そんなわけで今回は、10〜20代男子に「女子からされるとなんとなく傷つくグルーピング」について聞いてみました。

■1.草食系男子

「あの『草食系男子』って言葉が流行りだしたとき、周りから真っ先にこう呼ばれてたけど、ほんと嬉しくなかった。言われた方からすると、『なよなよしてるねー』とか『ガッツなさそうだねー』とか言われてるのと同じだから」(公務員/23才)


草食系男子って言われてる男子って、基本的に外見からしてそれっぽいですよね。大事なのはここで、結局、見た目から中身を判断して、「こういう外見だし、中身もこんななんでしょ?」って伝えてしまっている、ということなんです。


それに、草食系って、女子からしたら好意的なイメージがありそうだけど、男子には「草食系=なよなよしている」ってイメージが強いので、想定通りに受け取ってもらえない可能性も。一言で「草食系」と片付けるより、「女子の友達、多そうだね」とか、「共感性高そ〜」とか、グルーピングせずに個別具体的な言葉を使ってあげましょう。

■2.優しい人

「自分は女子から『優しそうな人だね』って言われるたびに『そんなやつ五万といるんだよ!』って心の中で毒づいてる」(フリーター/20才)


おっしゃるとおり、優しい人なんてめちゃくちゃたくさんいますので、それ自体になんの付加価値もありませんよね。言ってる方も実はそう思ってるはずだし、そして、言われてる方だってそう気づいてます。


単に、「優しいね」と褒めるんじゃなく、「〜してくれたとき、すごく優しいって感動しちゃった」と、エピソードを交えて伝えてあげると、他の人と一緒にされてる感がなくていいと思います。

■3.絶対浮気しなさそう

「合コンとかで、よく言われるセリフ。『浮気しなさそうですね』って。それって、なんか、いろいろと欠陥を指摘されてる気分になるんだよね。浮気する勇気も実力もなさそうですね、みたいな」(出版/24才)


それはちょっと卑屈に受け取りすぎなんじゃないかって思いますけど(笑)。ただ、「危険な男」のちょっとした魅力(浮気すること自体は魅力じゃないけど)みたいなものって、わからなくもないですよね。


特に男子はそういうちょいワル感に憧れるからこそ、どうでもいい「昔ワルかった自慢」しちゃうわけですし…。誠実そうという意味で言っていても、無難でクソ真面目でつまらない、そう聞こえてしまって、「俺ってそんな平凡な男かよ……」と凹んでしまうことはあるのかもしれません。


ただ、唐突に言うんじゃなく、「浮気って最悪だよね!」っていう文脈の中でなら、純粋な褒め言葉に受け取ってもらえるでしょう。

■4.いいパパになりそう

「彼氏でもないのに、結婚してもいないのに、『いい父親になりそうだよね』って……はぁ!!?? 全く意味がわからないんですけど!! 本人は褒めてるつもりで言ってるんだろうけど、意味がわからなすぎて、苦笑いするしかないです」(大学生/22才)


(笑)。こういうこと言われてる男子、いますよねー。
おそらく、誠実そうとか、そういう意味で褒めてるとは思うんですけど、どうしても「平凡な人だね」感が否めない。オスとしてじゃなくて、家族として見られているっていうのは、恋愛対象外って感じもしそうです。


それに「パパ」は少し遠すぎて、言われた方もポカンかもしれませんね。
せっかく褒めるなら、同じ系統でも、「いい彼氏になりそう」とか「彼女大切にしそう」とか、リアリティがあって、しかも男子がちょっと期待しちゃうような感じの一言の方が効果的かもしれませんね。

■おわりに

異性を褒めるなら、「◯◯っぽい」と誰か他人やグループと同じだという形で褒めるのではなくて、「〜が他の人と違くて、いい!」と、差異を強調しながら褒めてあげたいですね。


それでこそ、あなたがその彼のことを特別に思っていることの証になるんですから。(遣水あかり/ライター)


(ハウコレ編集部)