パチューカ本田、ドリブルから豪快な一撃! CF起用に応えた今季2点目で4-0快勝に貢献

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クルス・アスル戦に後半途中から5試合連続の出場 カウンターからチーム4点目を叩き込む

 日本代表FW本田圭佑が所属のパチューカは、現地時間27日にリーガMX前期第11節のクルス・アスル戦に臨み、4-0で勝利した。

 ベンチスタートの本田は後半37分から出場。センターフォワードでプレーし、同45分にチーム4点目となるゴールを決めてメキシコ移籍後2得点目を挙げた。

 試合前にはメキシコを襲った大地震の被害者への追悼として、選手たちや審判団、観客のほとんどが右の拳を突き上げて静寂のセレモニーを行った。そのなかでも観客席からは「ビバ・メヒコ」などの声が飛んでいた。

 試合はアウェーのクルス・アスルが主導権を握って攻め込む展開となったが、パチューカは前半17分、同37分といずれもカウンターでゴールを奪う効率的な試合運びを見せた。後半に入ってもクルス・アスルの猛攻を受ける試合展開だったが、GKペレスの好セーブもありリードを守った。

 クルス・アスルが攻撃的にプレーしてカウンターのスペースも広がるなか、後半37分に本田がセンターフォワードとして登場。押し込まれる展開のなかで守備に参加しつつ何回か相手ゴール前へ飛び出していく姿勢を見せた。そうしたなかで同41分には、パチューカがFWグスマンのゴールで追加点を挙げた。

 そして本田は同45分、センターサークル内でワンツーのリターンを受けると、そのまま1人残っていたDFにドリブル突破を仕掛ける。右に行くフェイントで釣って得意の左足側に持ち出すと、GKとの1対1でゴール右上にシュートを決めて4点目。パチューカが4-0で快勝した。

 パチューカはこれでリーグ4勝目で勝ち点を12に伸ばした。本田は8月22日のデビュー戦となったベラクルス戦に続き、途中出場からの2得点目。スタメン出場こそ1試合のみだが、5試合連続出場を続けゴールも決めてアピールを続けている。

【了】

フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web

ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images