本田は「明らかにキャリアの下り坂」 米メディアがメキシコでの不振に厳しい視線
MLS進出が噂されるも今夏パチューカ移籍 「161分間で1ゴールしか決めていない」
パチューカの日本代表FW本田圭佑は今夏、3年半過ごしたACミランを離れてメキシコに新天地を求めた。
それまで何度も移籍先候補として米MLSのクラブが噂に挙がり、米メディアでも本田は注目の存在となっていたが、パチューカ移籍後の不振により一転、「明らかにキャリアの下り坂にいる」と厳しい視線が向けられている。
「攻撃陣の不振に伴い、獲得できたかもしれない特別指定選手を見てみよう」と特集したのは、米スポーツサイト「SBネーション」だった。本田の移籍先候補昨季王者のシアトル・サウンダースは現在、勝ち点44で大混戦のウェスタン・カンファレンスで4位と苦しいシーズンを送っている。
MLSでは各クラブに年俸総額の上限制度が導入されているが、各クラブとも2人まで、この限度を超えた年俸を支払うことが可能となっている。そして特別指定選手として今季のシアトル入りの可能性が浮上していた4選手のなかに、本田の名前もあった。
だが、現状については「最終的にパチューカと契約した本田には、シアトルとロサンゼルスFC移籍の可能性があった。彼は明らかにキャリアの下り坂にいる」と、厳しい評価が下されている。
「パチューカは悪い(現在3勝6敗で13位)。ホンダは161分間で1ゴールしか決めていない。この移籍の噂が再燃することはないだろう」と、メキシコでのパフォーマンスの低さにも触れながら、将来的なシアトル上陸の可能性もないとしている。
過去に二度噂に挙がった清武にも言及
一方、セレッソ大阪MF清武弘嗣も、獲得できなかった選手の一人として紹介している。
「シアトルは二度の移籍市場でキヨタケ獲得に動いたが、スペインのセビージャでプレーした後に日本に戻ったことで最終的に獲得できなかった。他の多くの選手同様、彼は帰国を選んだが、27歳でいつかもう一度移籍することを決断するかもしれない」と、記事では将来的な海外移籍の可能性があると分析していた。
もっとも「この噂が再燃することはなさそうだ」と、シアトルが三度目の正直で獲得を狙う可能性は低いと見ている。
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フットボールゾーンウェブ編集部●文 text by Football ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo by Getty Images