自家製カレーがすぐできる! 辛さ控えめで子どもにやさしい「夏野菜と厚揚げの時短カレー」【今日の時短ごはん Vol.20】
こんにちは。料理研究家の越野美樹です。暑い日には、スパイシーなカレーが食べたくなりますね。あまり辛いと子どもが食べられないし、甘口のルーを選ぶとなんだか物足りない、というお悩みをよく聞きます。
今回ご紹介するのは、昔から日本で使われてきた調味料を使った「夏野菜と厚揚げの時短カレー」です。好みに合わせて味を調整できるし、市販のルーを使わないのでヘルシーですよ。
市販のカレールーの原材料を見ると、たいてい動物性油脂か小麦粉が一番最初に書かれています。原材料は多い順に表示されるので、カレールーにはスパイスよりも脂や小麦粉がたっぷり入っているということです。
「自家製のカレーを作りたいけど、一からスパイスをそろえるのは面倒だし…」と思われた方に朗報! 身近にある素材でカレーは作れるんです。
今回ご紹介する「夏野菜と厚揚げの時短カレー」に使うのは、七味唐辛子、ウコン、しょうが、月桂樹の葉など、日本でも古くからなじみのある素材。陳皮や山椒などが入った七味唐辛子は、辛みだけでなく、味に奥深さをもたらしてくれます。
たくあんの色づけなどに使われてきたウコンは、ターメリックとも呼ばれています。香りというよりも、カレー独特の色づけに必要なスパイス。ウコンは油に溶けることで色づきます。仕上げのタイミングで入れると、土臭いような香りが残ってしまうので、早めに入れることが大切です。
ローリエという名前でおなじみの月桂樹の葉は、具材を炒めた後、水と一緒に入れて味つけをする前に取り出すのがコツ。ローリエは煮込み過ぎたり、細かく切って入れると苦みが出てしまうので、タイミングに気をつけましょう。
しょうがには、辛み成分の一つであるジンゲロンが含まれ、消化を助けてくれます。生のしょうがにはタンパク質分解成分が含まれるので、カレーの仕上げに入れるのがオススメです。
野菜は小さめに刻むことで、火を入れる時間が少なくてすみます。短時間で仕上がるので、家の中が暑くなりませんし、ガス代の節約にもなります。とろみづけにかたくり粉を使うことでさっと仕上がりますよ。
■「夏野菜と厚揚げの時短カレー」の作り方
調理時間 15分
<材料> 2人分
玉ねぎ 1個
ジャガイモ 1個
なす 1本
かぼちゃ 1個
厚揚げ 1枚
オリーブオイル 大さじ2
ターメリックパウダー 小さじ1
水 400cc
ローリエ 1枚
かたくり粉 大さじ2
みそ 大さじ2
七味唐辛子 小さじ1/2〜
しょうが(すりおろし) 1片
にんにく(すりおろし) 1片
<作り方>
1、玉ねぎは薄めのくし形切り、ジャガイモは8〜10等分に、なす、かぼちゃ、厚揚げはさいの目切りに切る。
2、鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、玉ねぎとターメリックパウダーを炒める。中火にしてジャガイモ、なすを加えて炒め、油がまわったらかぼちゃと厚揚げ、水、ローリエを加えて沸騰させる。
3、野菜が煮えたらローリエを取り出す。かたくり粉を同量の水(分量外)で溶かして加え、みそ、七味唐辛子、にんにく、しょうがを加えて木べらで混ぜながら煮詰める。火を止めてしょうがを加える。
このカレーに使うオイルはほんの少し。野菜のうまみ、みそのコク、奥深い和のスパイスで、子どもにも食べやすいカレーに仕上がります。
■「夏野菜と厚揚げの時短カレー」のアレンジ例
「夏野菜の時短カレー」はご飯だけでなく、麺やパンにもよく合います。
●アレンジ1 カレーうどん
ゆでたうどんに温かいめんつゆをかけ、「夏野菜の時短カレー」をのせれば、即席カレーうどんに。
●アレンジ2 カレートースト
食パンやバケットに「夏野菜と厚揚げの時短カレー」をのせてトーストすれば、手軽な朝食に。
ほかにも、ゆでたペンネとパン粉をを加えてオーブンで焼けばカレーグラタンに、ご飯と炒めればチャーハンに、蒸してマッシュしたジャガイモと混ぜてパン粉をつけて揚げればカレーコロッケに! 辛くないから、お子さんもモリモリ食べられますよ。
旬の夏野菜を使って手軽に作れる「夏野菜と厚揚げの時短カレー」。スパイスが苦手なお子さんにもオススメです。
(越野 美樹)
今回ご紹介するのは、昔から日本で使われてきた調味料を使った「夏野菜と厚揚げの時短カレー」です。好みに合わせて味を調整できるし、市販のルーを使わないのでヘルシーですよ。
市販のカレールーの原材料を見ると、たいてい動物性油脂か小麦粉が一番最初に書かれています。原材料は多い順に表示されるので、カレールーにはスパイスよりも脂や小麦粉がたっぷり入っているということです。
今回ご紹介する「夏野菜と厚揚げの時短カレー」に使うのは、七味唐辛子、ウコン、しょうが、月桂樹の葉など、日本でも古くからなじみのある素材。陳皮や山椒などが入った七味唐辛子は、辛みだけでなく、味に奥深さをもたらしてくれます。
© karandaev - Fotolia.com
たくあんの色づけなどに使われてきたウコンは、ターメリックとも呼ばれています。香りというよりも、カレー独特の色づけに必要なスパイス。ウコンは油に溶けることで色づきます。仕上げのタイミングで入れると、土臭いような香りが残ってしまうので、早めに入れることが大切です。
ローリエという名前でおなじみの月桂樹の葉は、具材を炒めた後、水と一緒に入れて味つけをする前に取り出すのがコツ。ローリエは煮込み過ぎたり、細かく切って入れると苦みが出てしまうので、タイミングに気をつけましょう。
しょうがには、辛み成分の一つであるジンゲロンが含まれ、消化を助けてくれます。生のしょうがにはタンパク質分解成分が含まれるので、カレーの仕上げに入れるのがオススメです。
野菜は小さめに刻むことで、火を入れる時間が少なくてすみます。短時間で仕上がるので、家の中が暑くなりませんし、ガス代の節約にもなります。とろみづけにかたくり粉を使うことでさっと仕上がりますよ。
■「夏野菜と厚揚げの時短カレー」の作り方
調理時間 15分
レシピ制作:藤野料理教室にじ 越野美樹
<材料> 2人分
玉ねぎ 1個
ジャガイモ 1個
なす 1本
かぼちゃ 1個
厚揚げ 1枚
オリーブオイル 大さじ2
ターメリックパウダー 小さじ1
水 400cc
ローリエ 1枚
かたくり粉 大さじ2
みそ 大さじ2
七味唐辛子 小さじ1/2〜
しょうが(すりおろし) 1片
にんにく(すりおろし) 1片
<作り方>
1、玉ねぎは薄めのくし形切り、ジャガイモは8〜10等分に、なす、かぼちゃ、厚揚げはさいの目切りに切る。
2、鍋にオリーブオイルを入れて弱火にかけ、玉ねぎとターメリックパウダーを炒める。中火にしてジャガイモ、なすを加えて炒め、油がまわったらかぼちゃと厚揚げ、水、ローリエを加えて沸騰させる。
3、野菜が煮えたらローリエを取り出す。かたくり粉を同量の水(分量外)で溶かして加え、みそ、七味唐辛子、にんにく、しょうがを加えて木べらで混ぜながら煮詰める。火を止めてしょうがを加える。
このカレーに使うオイルはほんの少し。野菜のうまみ、みそのコク、奥深い和のスパイスで、子どもにも食べやすいカレーに仕上がります。
■「夏野菜と厚揚げの時短カレー」のアレンジ例
「夏野菜の時短カレー」はご飯だけでなく、麺やパンにもよく合います。
●アレンジ1 カレーうどん
ゆでたうどんに温かいめんつゆをかけ、「夏野菜の時短カレー」をのせれば、即席カレーうどんに。
●アレンジ2 カレートースト
食パンやバケットに「夏野菜と厚揚げの時短カレー」をのせてトーストすれば、手軽な朝食に。
ほかにも、ゆでたペンネとパン粉をを加えてオーブンで焼けばカレーグラタンに、ご飯と炒めればチャーハンに、蒸してマッシュしたジャガイモと混ぜてパン粉をつけて揚げればカレーコロッケに! 辛くないから、お子さんもモリモリ食べられますよ。
旬の夏野菜を使って手軽に作れる「夏野菜と厚揚げの時短カレー」。スパイスが苦手なお子さんにもオススメです。
(越野 美樹)