ブレントン・スウェイツ×中川大志、国宝級イケメンの美しい友情に萌える
中川「不思議な感覚ですね。自分であって、自分でないような……」
世界的大ヒット作品『パイレーツ・オブ・カリビアン』の最新作『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』(7月1日[土]より全国公開)で、海賊ジャックの新たな相棒となる青年ヘンリーを演じたブレントン・スウェイツ(27)と、ヘンリーの吹き替えに挑戦している中川大志(19)の夢の対談が実現!
ブレントンを目の前に、中川は少し興奮しながら続ける、
中川「収録しているときは、ブレントンさんが現場でどういう空気を感じながら、どういうテンションでお芝居しているのかを常に考えて、そこに自分を重ね合わせながら演じていたんです。こうやって、直接お会いできてうれしいですし、光栄です。本当、めちゃくちゃカッコいい」
饒舌(じょうぜつ)に語る中川が、日本で“国宝級イケメン”と呼ばれていることをブレントンに伝えると、「そんなに言われていないです」とテレる中川。その様子を見て、大きくうなずきながら笑顔で、
ブレントン「中川くんが出演された映画がオーストラリアで公開されたら、僕が吹き替えを担当したいです。なにかの作品で、共演するのもいいね」
イケメンふたりの美しい友情が生まれるきっかけとなった、話題作のお気に入りシーンについて聞くと、
ブレントン「映画のクライマックスにあるシーンなんですが、ジャックやヘンリーが海底で追いかけられる場面があるんです。そこに、ある助けがくる。とても大変なシーンでもあったけれど、すごくワクワク興奮するし、人気キャラクターが一挙に集まるという特別な場面なので、とても気に入っています」
中川「僕は、ジャックとヘンリーとカリーナがボートに乗って、サメから逃げる場面ですね。カリーナがドレスを脱いで海に飛び込み、“泳いでいく”と言ったシーンのところでのジャックとヘンリーのかけあいが、すごく好きなんです。ヘンリーのピュアでまっすぐな部分とジャックのユーモアのある感じが、声を入れていても楽しかった」
今作の見どころのひとつが、どちらも新キャラクターのヘンリーと、ヒロイン・カリーナの恋の行方。映画でジャックが“ムズムズする”と表現した“恋心”を抱くような女性はふたりにとってどんな人か聞くと、
ブレントン「ふつうなら、ガールフレンドですよね(笑)。ただ、カリーナのような強さがあり、目標が定まっていて、敬意もあって、とても知的で、だけど、どこか愉快な感じでユーモアを持っている女性はいいなと思います」
中川「ブレントンさんの気持ち、よくわかります。僕も、自分にないものを持っている、リスペクトできる人が素敵だなと思います」
さらに、趣味の話でも共鳴!
実は、この質問で「ジミヘン(ジミ・ヘンドリックス)のギターを聴くとムズムズする」と語ってくれたブレントン。音楽が好きで、自分でもギターを弾くことがあるそう。同じように大好きな趣味があるかを中川に聞くと、
中川「ずっと釣りです」
ブレントン「釣り! 僕は、とても下手だから、うまくなりたいんです。オーストラリアの家のそばにたくさん魚のいる川があって、釣り糸を垂らせば誰でも捕まえられる環境なんだけど、周りの釣り人が僕のことをかわいそうな目で見るくらい下手なんですよ。たまに、小さな魚を分けてくれることがあるので、それを自宅に帰って“釣ったよ!”って自慢するんです(笑)」
中川「(笑)今度、日本で釣りをしましょう」
ブレントン「あと、日本の山でスキーやスノーボードもしてみたいんです」
中川「僕も、スノーボードをよくやります!」
ブレントン「ただ、僕のスノボの腕前は、釣りと一緒。広い斜面に1本しか木がないところでも、その木にぶつかる自信があります(笑)。中川くん、釣り・スノボ・吹き替えの先生になってください」
中川「はい(笑)」
<プロフィール>
ブレントン・スウェイツ◎オーストラリア出身。映画『マレフィセント』(’14)の美しきフィリップ王子役で世界中の女性を虜(とりこ)に。その後、映画『ガンズ&ゴールド』(’14)でユアン・マクレガーとダブル主演。昨年のスペクタクル・アクション映画『キング・オブ・エジプト』では、たくましい肉体美を披露して話題となった。いま、ハリウッドでもっとも期待される若手俳優。
中川大志◎人気子役としてNHK連続ドラマ小説『おひさま』(’11)『家政婦のミタ』(’11)『夜行観覧車』(’13)などで注目を集め、『南くんの恋人〜my little lover〜』(’15-’16)やNHK大河ドラマ『真田丸』(’16)映画『ReLIFE リライフ』(’17)で、さらに演技、イケメンぶりに磨きをかける。今作が、実写映画の吹き替え初挑戦で、ハリウッド映画の声優デビュー作に。
<映画情報>
『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』
かつてジャックと冒険をしていた父ウィル・ターナー(オーランド・ブルーム)を呪いから救うため、息子のヘンリーは伝説の海賊ジャック・スパロウ(ジョニー・デップ)、天文学者カリーナ(カヤ・スコデラリオ)とともに“ポセイドンの槍”を求めて旅に出る。その行く手には、最強の敵“海の死神”サラザールが! 壮大なスケールとアクションにハラハラ、ドキドキ。そして、ホロリとさせる史上空前のエンターテイメント作品。