磯村勇斗 撮影/廣瀬靖士

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「自分の店を持ちたいという夢のために頑張っているヒデと、俳優という仕事に熱中している自分。目標に向かって突き進む気持ちで重なる部分があります」

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 すずふり亭で、料理長の省吾(佐々木蔵之介)の下、見習いコックとして働く“ヒデ”こと、前田秀俊を演じている磯村勇斗(24)。“朝ドラ”は『まれ』以来、2回目の出演。ヒロイン・まれ(土屋太鳳)の合コン相手のひとりという役だった。

「あのときはバラの花柄のシャツを着たチャラい感じで(笑)、ワンシーンだけの出演で。もっと出たいという気持ちがあったので、今回レギュラーとしてこの現場に戻れたのは本当にうれしいです」

 厨房(ちゅうぼう)のシーンでは、野菜の皮をスムーズに剥いたり、キャベツをプロ顔負けのスピードでせん切りにするなどの腕前を見せている。そうとう練習した?

「クランクイン前から料理指導していただき、家でも練習しました。おかげさまで、せん切りのスピードもかなり速くなりました。実は、5年前からひとり暮らしを始めてから料理はしていて。昔、バイトで居酒屋さんの厨房に入っていたんです。料理長がいて先輩がいて僕がいてと、今のすずふり亭みたいに3人で回してたんですよ」

 職場の同僚として働き始めたヒロイン・みね子(有村架純)は、“先輩”から見てどんな女の子?

「人を惹きつける力がある子だと思います。彼女の周りには温かい人たちが集まってきますし。父親のことで苦しんでいるはずだけど、毎日生きていることを楽しんでいる強い部分と、鈴子(宮本信子)さんにしか見せない涙とか弱い部分もあって。そういう部分は支えてあげたい、と思いますね」

 島谷(竹内涼真)とみね子がいい感じになっているけど、彼女のような女の子がそばにいたら自分は好きになる?

「これは僕の主観ですけど、みね子は無意識に男を手のひらで転がすような、小悪魔タイプだと思うんですよ。でも、惹かれちゃうんだろうな。きっと1回はアプローチをかけてみようかな、となりますね(笑)」

 “夢”を教えて!

「僕、中学2年生のときに友達同士で撮った短編映画を学校で上映して、すごい拍手をいただいたことがあるんです。それが俳優になりたいというきっかけにもなりました。あのときは監督、主演、編集とやったんですけど、それを海外でやってみたいです。CGをガンガンに使った、大好きなゾンビ映画をまず撮りたい。ハリウッドを目指したいというのが最終目標です!」