月1日だけ営業! 被災地を思う食堂
[ちちんぷいぷい - 毎日放送] 2017年6月9日の放送では、京都で注目のコラボ食堂について特集。その中で、京都市上京区北野白梅町にある"毎日店長が変わる"という持ち込み型店舗「魔法にかかったロバ」で毎月11日だけ開店している「きっかけ食堂」を紹介しました。
「魔法にかかったロバ」公式サイト
東北や熊本について考える
「きっかけ食堂」の店長は大学3年の奥田さん、東日本大震災が発生した3月11日の月命日だけオープンする食堂です。3年前に地元の学生たちが東北のお酒と食材を持ち寄り、震災の復興を支援するきっかけにとスタートさせました。「きっかけ食堂」のお客さんは、岩手・宮城・福島を応援しようという熱い思いの人から、ふらっと店を訪れる人まで思いはさまざまですが、食を通してみんなが東北、そして今は熊本を語り合う場となっています。
もともと常連客だったと言う奥田さんが、初代メンバーが卒業するこの春に「2代目店長」を引き受けたとのこと。東北の食材を毎月東北の生産者さんから直接仕入れ、メニューは食物栄養学を専攻する学生たちで考えています。
この食堂の特色は、毎時11分を「きっかけタイム」としていること。カードに東北や熊本について連想するちょっとした「きっかけ」を書いて、みんなで語り合う時間です。
2代目店長の奥田さんは「たくさんの笑顔とか思いとかがここに集まって、みんなで東北を楽しむもっと気軽に楽しめる場を作っていきたい」との思いをお持ちでした。(ライター:けあるひの)