米発祥のハンバーガー店「ウェンディーズ」が2017年6月6日、約8年ぶりに関西で復活を遂げた。

ファーストフード店「ファーストキッチン」とのコラボレーション店「ファーストキッチン・ウェンディーズ」各店は7月上旬まで、関西進出の記念で期間限定の商品「なんばベーコンエッグバーガー」を販売している。Jタウンネット記者が6月上旬、このバーガーを食べてみると......



「こ、これ...『お好み焼き』じゃん!どこにもそう書いていないけど、『お好み焼き』じゃん!」

はたして「なんばベーコンエッグバーガー」は「お好み焼き」風に作られたのか。ファーストキッチンの広報担当者に聞いてみた。

紅ショウガ、かつお節、ソース、マヨネーズ......

ウェンディーズは2009年、全店舗を閉店した(senovさん撮影、Flickrから)

ウェンディーズは1980年の日本上陸後、全国各地に店舗を展開していた。だが2009年末、全71店舗を閉店させると、日本から一旦、姿を消す。11年末に再上陸して、15年3月に六本木店を移転し、ファーストキッチン六本木店に統合する形でコラボレーション店舗「ファーストキッチン・ウェンディーズ」を開いた。17年5月までに東京で12店舗、神奈川で4店舗がオープンした。

関西では6月6日、第1号店の「難波戎橋店」がオープン。13日には「京都大丸前店」、6月下旬には「梅田HEPナビオ店」も開店を迎える。


提供:ファーストキッチン

ツイッターでは、

といった歓喜の声が上がった。

関西へ約8年ぶりに再上陸する記念で、「ファーストキッチン・ウェンディーズ」は全店舗で新商品「なんばベーコンエッグバーガー」を販売する。単品は490円で、ポテトとのセットは880円。6月6日から7月上旬までの期間限定だという。



記者は6月10日、都内の「ファーストキッチン・ウェンディーズ」で「なんばベーコンエッグバーガー」を食べてみた。





マスタードが塗られたバンズに、肉のパティとベーコンエッグ、紅ショウガ、かつお節が包まれ、ソースとマヨネーズで味付けしている。口元まで持ってきて、かぶりついた瞬間、大阪名物「お好み焼き」を彷彿とさせる香りがすっと鼻から入ってくるのを感じた。

「こ、これは...どこからどう見ても『お好み焼き』では......」

「まるでお好みみたいな味付け」

ツイッターでは、記者と同様の感想が上がっている。

実際、「お好み焼き」に似せて作られたのか。記者は6月12日、ファーストキッチンのマーケティング部に真相を確かめることにした。

担当者は「これは、お好み焼きですよね」という記者の質問に

「『お好み焼き』かどうか、などについては、公式に何も申し上げておりません」

と答えるにとどめた。ただ、

「関西の方が馴染み深い味を作れないかな、と考えました」

とも話し、

「味については、皆さんの中でご自由に考えていただければ」

と述べていた。

結局、「なんばベーコンエッグバーガー」が「お好み焼き」風なのか否かは、分からなかった。ただ、「難波戎橋店」では

「大変、ご好評をいただいていると聞いております」

という。「お好み焼き」に一家言をもっている大阪人も、「お好み焼き」風バーガーには一目置いている(?)のかもしれない。