板野高等学校(徳島)

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エースで主将、チームを導く

■板野高校の歴史 徳島県立板野高等学校は、1906年に「板野郡立蚕業学校」として設立され、昨年には創立110周年を迎えた伝統ある高校。この長い歴史の中で「誠実・努力・前進」の校訓、そして「耕不尽」の校是のもと、二万二千人を越える卒業生を輩出し続けてきた。

■チームの人数構成 そんな板野の今年の野球部は、3年生は7名の選手と3名のマネージャー、そして2年生の選手12名に加え、1年生に8名の選手、2名のマネージャーを迎え、計32名の選手と5名のマネージャーという体制でこの夏に挑む。

集合写真(板野)

■チームのウリは 今年のチームのウリについて、「元気・団結力・投手力」と語るのはエースで主将の森井 絃斗選手。最速150km/hのストレートを武器に、投手陣そしてチームの要となり、プロスカウト注目の選手でもある森井選手。それだけに自らのチーム内での役割を強く意識しているようで、この夏のキーマンに自分自身の名前を挙げた。

■注目選手は 現チームがスタートして、前田 倫兵選手、楠本 隆喜選手は、勝負どころでの1本が光った。前田選手の集中力は、チームメイトも目を見張るものがあるようで、やはり夏の大会でも勝負強い打撃で、勝利を手繰り寄せる。加えて、この大会でも投手陣の柱となる森井投手は、その速球を武器に、「勝てる投手になる」と力強く語った。

■必ず笑顔で終われる夏へ 厳しいオフシーズンの練習は、「根性」の二文字を胸に、皆で乗り切った。冬を乗り越え、春を迎えた矢先の3月12日、全国屈指の強豪校、福井工大福井に21対2で完敗を喫した。「全国のレベルを知った」と振り返る森井選手だが、あくまで甲子園出場という確かな目標だけは、変わらない。最後の夏まで残りわずか。森井主将は「必ず笑顔で終われる夏にしたい」と締めくくった。

左から森井 絃斗主将(3年・投手)楠本 隆喜(3年・右翼手)前田 倫兵(2年・捕手)(板野)板野高校初の甲子園へ

ここからは捕手を務める前田 倫兵選手(2年)と右翼手の楠本 隆喜副主将(3年)にお話を伺いました。

Q.夏に向けて取り組んでいる課題を教えてください。

前田:出塁率を上げること、捕手として勝つためにピッチャーを上手くリードすることです。楠本:逆方向への強い打球を打てるようにすることです。

Q.楠本選手は、3年間ここまで振り返って高校野球で一番思い出に残っていることは何ですか?

楠本:高知商との練習試合で3ランホームランを打ったことですね。

Q. 夏にここを見てほしいというところは何ですか?

前田:思い切りのいいプレーです。楠本:チャンスでの勝負強いバッティングを見せたいです。

Q.このチームの好きなところと、他のチームに負けていないところは?

前田:元気のいいところですね。あとチーム打率も負けないです。楠本:元気は負けません。

Q. この夏はこんな夏にする!という意気込みをお願いします!

前田:甲子園に行きます!楠本:板野高校初の甲子園出場を果たします!

前田捕手、楠本副主将ありがとうございました!

応援を力に

和田 哲幸監督(板野)

  ここからは和田 哲幸監督にお話を伺いました。

Q. 新チームが始まってからどんなチームを作り上げてきましたか?またこのチームの強みも教えてください。

 投手・森井を中心としたチーム、投手以外のセンターラインは下級生の伸び盛りのチームであり、「流れを作れる我慢と勢い」で、選球眼、バント、守り、走塁などを意識してきた。

Q. 夏に向けて3年生と部員たちにメッセージをお願いします!

 徳島県で一番、球場で応援してくれる人の多いチームです。応援を力に変えて、板野高校初の甲子園を勝ち取ろう!

和田監督、そして板野高校野球部の皆様、ありがとうございました!

今年も大好評!【僕らの熱い夏 特設ページ】各チームのページ下部にあるフォトギャラリーもお見逃しなく!