2017年5月3日、次のような写真付きのツイートが投稿され、話題となっている。

写真には、まるでピンクの花びらが盛られたようなかき氷。「あまおうへの情熱がすごすぎる伊都きんぐってお店の『あまゴリ』が衝撃的すぎたんだけど......」というコメントが添えられている。「これ、いちごのかき氷じゃなくて『凍らせたあまおうを削ったもの』なんだよ......」、「氷不使用、全部苺」などと付け加えている。

あまりの衝撃的な報告に、リツイート数は4万をはるかに超え、今も拡散を続けている。

Jタウンネット編集部はその「伊都(いと)きんぐ」に、どんな商品なのか電話で話を聞いてみることにした。

水を使わず、あまおう苺だけを凍らせた......


あまおう苺100%のかき氷「あまごり」(画像提供:伊都きんぐ)

伊都きんぐ」は福岡県糸島市に本店を持つ、「あまおう苺」の加工販売所だ。糸島市は福岡県の最西端、福岡市の西に位置する。九州大学伊都キャンパス開設に伴って、人口も増加し、いま注目を集めているエリアだ。

電話で答えてくれたのは、「伊都きんぐ」のA部長だ。

「あまおう苺100%のかき氷は、天神店(福岡市中央区)の2階カフェでご提供しています。最近大変混み合うようになったため、営業時間を13時から17時まで限定にさせていただいております。平日は60組〜70組、週末は120組前後のお客様がいらっしゃいますが、その7割近くがかき氷を注文されます」。


「伊都きんぐ」天神店(画像提供:伊都きんぐ)

「あまおう苺を凍らせて、水も氷も使わずに、かき氷にしてみたら、と考えたのがきっかけです。冷凍の状態、削る厚さがポイントで、もっともおいしく感じてもらえるベストの厚さにカットしています」とA部長。

「あまおう苺の特長は、やさしい甘さです。凍らせると、その甘さがより増幅されるように思います。あまおうスイーツのプロ、いちご加工のプロとして、あまおうの美味しさを追求したのが、このかき氷『あまごり』です」。

価格は850円、通年販売されている。


これも11月下旬までの季節限定商品、あまおう苺入りわらび餅「博多あまび」(画像提供:伊都きんぐ)