[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年4月10日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、広島中心部のシンボル「エディオン広島本店」が一時閉店したと紹介されました。

店から出ていく客に、何度も礼をいう店員たち。本館は、カープが初優勝した1975年に建てられました。当時の名前は「第一産業」。8階建ての家電量販店は珍しく、中心部のシンボル的存在でした。

第一産業、ダイイチ、デオデオ、そしてエディオン

エディオン広島本店の山田誠店長は「私は当時は高校1年生だったんですけど、そごうに次いですごい電気屋さんが目の前にできたなと」と当時を振り返っていました。その後「ダイイチ」「デオデオ」、「エディオン」と名前を変え、5年前にはすぐ横に新館が誕生。老朽化が進んだ本館は、建て替えられることになりました。

買い物客は「小さいころからよく来てましたし、ビアガーデンもあったよねって話をしてなんか寂しいねと話してたところです」と話していました。

広島本店は本館、新館ともに一時閉店し、新館は改装して今年6月、本館は2019年上半期オープン予定です。

新しい本館の、売り場面積や階数などは未定ですが、山田店長は「新たに10階建てのツインタワーを建ててもらい、空中で2館をつないで広島の中心地の名所になるように(広島の)エネルギーになるように造っていきたい」と意気込みを語っていました。

書籍も充実した電気屋さん

一方、4月13日の「Jステーション」では、書店と家電量販店を融合させた「エディオン蔦屋家電」(4月14日オープン)が紹介されました。13日に行われた内覧会を、大重麻衣アナウンサーが取材していました。広島駅南口にできた「エキシティ・ヒロシマ」の商業棟、1階から3階に入るのがエディオン蔦屋家電です。


「エディオン蔦屋家電」外観イメージ(プレスリリースより)

今回エディオンは、TSUTAYA(蔦屋)の全面協力を得て、この店をオープンしました。まず驚いたのが店内の雰囲気です。「ひとつひとつがおしゃれですごくスタイリッシュな空間です。もうこれはふつうの家電量販店とは明らかに違います」と驚く大重アナ。木を基調とした店内には、13万冊以上の蔵書がずらり。ソファに座りながら、ゆっくりと商品を選ぶことができるんです。

そしてエディオンなので、もちろん冷蔵庫などの家電製品もラインナップ。ユニオンジャック柄の冷蔵庫といったおしゃれなタイプのものもありました。また、注目の最新家電が、映像コーナーに入ってすぐに展示されている、薄さ4ミリの65型最新薄型テレビ(税別99万9880円)。このテレビは壁紙をテーマにしているとのことです。

さらに売場の特徴として、電化製品のとなりに関連書籍を配置、購入後の生活を想像しやすくするそうです。エディオン蔦屋家電の渡辺伸一店長は「この店舗は書籍や雑貨を置くことで、集客の柱になってくるのかなと考えています」といわれていました。より消費者に寄り添うため、商品に詳しいコンシェルジュが相談にのってくれるスペースもあります。

調理家電コーナーでは実演をしていたり、美容コーナーでは美容師の資格を持つコンシェルジュに聞いて、実際に商品を試すこともできるんです。エディオンの久保允誉会長は、(いつから企画を考えていたのかという問いに)「2年前ぐらいからですね。新しいみんながわっと驚くようなお店をつくっていこうということで、広島トータルで底上げしていきたい」と意気込みを語っていました。

駅前がさらに新しく、楽しくなるのが楽しみですね。(ライター・石田こよみ)