パック寿司の弱点消えた? 容器のふたの「醤油ゾーン」が便利すぎる
寿司といえば日本食の代表選手だ。「魚の生食なんて!」と言っていた海外でもしっかりと普及して日本食ブームを牽引、国内でも回転寿司、スーパーやコンビニのパック寿司と、どんどん手に取りやすい存在になってきている。
そのお手軽さで庶民の食卓をにぎわすパック寿司だが、寿司には欠かせない醤油の扱いには難が付きまとっていた。全体に広がるのを覚悟でふたに入れるか、シャリに染みるのを妥協して全体にふりかけるか、どれも完璧と言える選択肢は無かった。しかし、とあるツイッターユーザーが投稿した画像には、それらを克服したパック寿司の姿があった。
画像はchiba(@chibannf)さん提供
社員の一声で変わった
こちらがその進化したパック寿司のふた部分だ。隅の方に区切りがあり、醤油用のスペースが生まれている。
スーパーの寿司のパックが進化してる!!!これだよこれ、これこそが求めてたもんだよ! pic.twitter.com/3zQr0dxMRQ
— chiba (@chibannf) 2017年4月8日
この構造ならば、ふたに注いだ醤油が広がることもない。買ってきたときに入っていたものだけで完結可能であるため、パック寿司の容器として完璧と言えるだろう。誰もが我慢していた少しの不便さの改善には多くの人が賛同し、ツイートは2万回以上リツイートされている。
ツイート投稿者が寿司を買ったのは、関東圏に約110店舗を展開するスーパー「サミットストア」。運営元のサミットによると、この容器が導入されたのは2014年の2月で、当時パートタイムで働いていた社員からの提案をきっかけに、取り扱っているメーカーを探したのだという。
また、16年6月にはテレビでも紹介され、容器に対しての好意的な反応が増えたこともあり、現在ではメーカーとサミット惣菜部で新たな容器を共同開発し、17年から販売されているのり巻きには、その新容器を使用しているという。