キレイな「鞆の浦」を取り戻したい! 漁協が海底清掃
[Jステーション-広島ホームテレビ]2017年3月28日放送の広島HOMEテレビ「Jステーション」で、福山市・鞆の浦で行われた海底清掃が紹介されました。
鞆の浦(Lisa Pinehillさん撮影、flickrより)
鞆の浦に400年近く伝わる伝統漁法「観光鯛網」が、5月に行われるのにあたって、地元漁協15隻の底引き網漁船が、海底清掃を行いました。
「ゴミがあると魚が死ぬ」
清掃を終えて、鞆の浦漁協の羽田幸三組合長は、海底から引き上げられた様々なゴミを手に、「コンベアのゴム、ベルトコンベアか何かの。こんなもの、わざわざ投棄しないとこんなところにない」と苦笑していました。
中でも一番の大物は、なんと金網。羽田組合長は、「魚も入らないし危険」と顔を曇らせました。
広島県全体の海のゴミ量は、2014年で約312トン回収されたとのことで、中でもプラスチック類が多いそうです。
羽田組合長は「ゴミがあると魚が死ぬ。少しでも魚が生息しやすい福山の海にしたい」といわれていました。
海底清掃は引き続き行われるとのことでしたが、海の恵みを受けている私たちも、砂浜のゴミ拾いなどできることをしていきたいと考えさせられるニュースでした。(ライター・石田こよみ)