目玉焼きをトロリと絡めて... 愛媛・今治のB級グルメ「焼豚玉子飯」を食べてきた!
愛媛県今治市のB級グルメ「焼豚玉子飯」が2017年4月6日、「秘密のケンミンショー」(日本テレビ系)で取り上げられ、ツイッター上に反響が寄せられている。
「焼豚玉子飯とか聞いたことないぞ!」
「トレンドに焼豚玉子飯とかいうパワーワード見つけた・・・今治市の名物なのか、うまそう」
「アレは本当によくない。とても腹が減るヴィジュアルをしている」
「焼豚玉子飯」とは一体、どんな味なのか。Jタウンネット記者は翌7日昼、東京・新橋の愛媛・香川県アンテナショップ「せとうち旬彩館」内のレストラン「郷土・せとうち料理 かおりひめ」で実食した。
甘口のタレが相性抜群
ご飯と焼き豚、目玉焼き、特製の甘口たれ。「焼豚玉子飯」は基本的にこの組み合わせで構成されている。
記者が訪れた「かおりひめ」も、同様だった。
「焼豚玉子飯」
脂身たっぷりの焼き豚4切れとたまご2個分の目玉焼きがご飯を埋め尽くしている。ご飯、焼き豚、目玉焼き......想像するだけで、よだれが出てしまいそうになった。目玉焼きの黄身を1つ割り、白身と焼き豚、ご飯に絡めて口に運ぶ。
「こ、これは......」
焼き豚と甘口たれの相性が抜群ではないか。双方の甘味はもちろん、ほのかな香りも楽しませてくれる。黄身と白身、ご飯が混ざり合って生まれた食感は、焼き豚の歯ごたえとけんかせず、互いに生かし合っている。視覚、味覚、嗅覚、触覚のすべてに訴えかけてくるものがある。素晴らしい。
藤岡弘、も絶賛
「ケンミンショー」では、愛媛県出身の藤岡弘、さんが
「たれが独特。たまごのどろっとしたやつが混ざって口に入れた時の妙味といったら。体力勝負の人は欲しがります」
と食レポしていたが、全面的に同意せざるを得ない。ぜひ1度、食べに行ってほしい。焼き豚と甘口たれが奏でるハーモニーに酔いしれること間違いない。
「今治焼豚玉子飯世界普及委員会」の小畠源代表が「ケンミンショー」で説明したところによると、「焼豚玉子飯」の発祥は約50年前、中華料理店「五番閣」のまかない飯だった。現在は、市内の約60店舗で食べられるようになっているという。
「今治人は『いらち』といわれる。標準語でいうと、『せっかち』。注文してぱっと出てこないと気に入らない。今治人の気質、好みにマッチして愛され続けている」
小畠代表は、「焼豚玉子飯」が今治市民に愛される理由をそう話していた。
――とはいえ、なかなか今治や、アンテナショップに行くのは大変だ。そんな人に便利なのが、今治に本社を置く「日本食研」や、焼豚玉子飯の名店「白楽天」などが出している「たれ」だ。焼豚とごはん、目玉焼きを用意して、かけるだけなので、忙しい読者は、こちらを試すのもよさそうだ。