5日放送、日本テレビ「ナカイの窓」では、「女子だけどこんなお仕事してますSP」として、プロボクサー・後藤あゆみ(ワタナベボクシングジム)がゲスト出演。モデル出身で、2011年に「ミス府中」にもなった異色の美女ボクサーが、減量の過酷な実態を語った。

3月15日に、OPBF東洋太平洋女子スーパーバンタム級王座を獲得している後藤は、殴られても「痛いよりは“クソッ”(って思う)」と負けん気の強さをうかがわせつつ、過去に浮気の臭いを感じた彼氏を「1時間半くらい殴り続けた」と続け、スタジオを盛り上げた。

すると後藤は、「女子だからこそ大変な事」として減量を挙げる。普段の体重は、63〜64キロという彼女だが、試合は同級規定の55.3キロまで体重を落とさなければならない。

3〜4キロは「水分」と言いながらも、「2〜3週間前までは、ちょっとずつ炭水化物を減らして栄養バランスを考えてってなるんですけど、残り1週間は(1日)おにぎり1個食べれるかどうか」と説明したほか、生理と試合が重なる期間については「(選手によっては)薬で遅らせることもある。私の場合は遅れるし、止まるし」と過酷な減量が体調にも影響するとした。

また、夏場に減量がはかどらなかった際には、「家帰ってからも水が飲めなくて、(口に)含んで出して。夏だったので脱水症状との戦いみたいな感じ。ベッドに横になって我慢できなくなったら、氷ちょっと含んで溶けての繰り返しで夜中にやっと55.3キロになった」などと明かした。

それでも、「体重オーバーすると本当に試合なくなっちゃうので、本当に周りに迷惑をかける」と、プロとしての責任を口にした後藤。試合後に食べたいものを訊かれると、「デニーズの西京焼き定食」と答えた。