18日放送、TBSテレビ「爆報!THEフライデー」では「プロ野球 盛田幸妃の死から1年・・・元CAの美人妻が闘病生活を告白」と題し、昨年10月16日、45歳の若さで亡くなった元プロ野球選手・盛田幸妃氏の妻・倫子さん(49)が亡き夫の闘病生活を語った。

盛田氏は、1998年に脳腫瘍を発症するも、治療や懸命なリハビリを経て約1年後に復帰。「奇跡のリリーバー」として話題となったが、現役引退後に再発。2度目の腫瘍摘出手術をするも、その後も再発を繰り返したばかりか、腫瘍が骨に転移したことで全身の至るところを骨折するようになるなど想像を絶する闘病生活を送った。

現在、倫子さんは横浜市内のマンションで一人暮らし。銀座の寿司店で週4日のアルバイトをしているという。盛田氏の死から1年が経ったが、「今の方が寂しい」と切り出すと「去年はやることが多くて(夫の死を)実感できなかった」と涙を見せた。

闘病中の盛田氏は、病の影響により思うように動かない右腕を壁に叩き付けたり、薬の影響で意識が朦朧となるや「死ねる薬をくれ」などとうわ言を繰り返したという。だが、それでも倫子さんは泣くことだけはせず、懸命に夫を支えた上、腫瘍が骨に転移しても「骨だから不自由にはなるけど命までは取られない。そこが励み」とまで語っている。

それでも、2014年に肝臓へ無数の転移が見られると、盛田氏の身体は手の施せない状態に。気丈に夫を支え続けてきた倫子さんだったが、ここで初めて涙を流した。「2人で先生に呼ばれて聞いた瞬間、初めて泣きましたね。もう他に方法がないんだ。我慢しようとしたんですけど、その時だけはダメでした」と明かした。

また夫の死後、その遺品から1冊のノートが出てきたことを明かした倫子さん。それは闘病中の盛田氏が書いた居酒屋の出店計画だったという。病と闘いながらも第2の人生を考えていた盛田氏について、「びっくりしました。知らない一面というか、どう乗り越えていこうかとか、ちゃんと考えていたんだと思って」と驚いた様子で語った倫子さんは、自身の今後についても「主人の分まで生きる。それが目標」と言葉を続けた。