廃れた雰囲気がええやん! 鶴見緑地の意外な魅力
[ちちんぷいぷい‐毎日放送]2016年10月31日放送の「石田ジャーナル」のコーナーで、大阪市にある花博記念公園鶴見緑地が紹介されていました。
鶴見緑地は1990年開催の「国際花と緑の博覧会」の会場跡地で、現在は公園として市民の憩いの場になっています。園内は人が多く集まるエリアを中心に整備されていますが、世界の国と地域の庭園を再現した国際庭園エリアは荒廃が進み、残念な姿になっています。
コスプレーヤーが殺到
管理が行き届かない国際庭園エリア。その「残念な姿」が、かえってコスプレーヤーからすると、絶好の写真スポットとあって、7年前から人気に。今では多い日で1日300人ものコスプレーヤーが集まります。
大阪市は月に一度「鶴見緑地コスプレDay」を設定。イベント日には更衣室やクロークを設けることで、公園を利用する一般客からの苦情は減り、コスプレーヤーも気持ち良く撮影などを楽しんでいます。
コスプレーヤーは「コスプレに応じたロケーションがたくさんある」「廃墟やすたれた雰囲気がコスプレの世界感にぴったり」と公園を絶賛しています。
花博から26年、国際庭園エリアの建物は倒壊の恐れがあるものも。今後、耐震工事は行い、荒廃した雰囲気は残して、ロケーションスポットとして鶴見緑地をアピールしていければいいですね。(ライター:青空繭子)
花博記念公園鶴見緑地(Oilstreetさん撮影、Wikimedia Commonsより)