でんぱ組.inc最上もが「今は芝居がやりたい」――『闇金ウシジマくんPart3/ザ・ファイナル』で女優開眼!?
金髪ショートヘアと抜群のプロポーションでフォトジェニックな魅力を振りまく最上もが。アイドルグループ・でんぱ組.incの中でも、そのインパクト強めの存在は異彩を放っている。アイドル、グラビア、女優業と幅広く活躍する最上が、映画『闇金ウシジマくんPart3/ザ・ファイナル』にアウトローの金融屋カウカウファイナンスの受付嬢・モネ役で登場! 強烈なメンツに囲まれながらも心地良く羽を伸ばしているようにも見えるその表情の裏には、演技という新しい挑戦にかける熱い想いがあった。

撮影/川野結李歌 取材・文/新田理恵 制作/iD inc.



「仲間だったらケンカすべき! そこから友情が芽生える」



――カウカウファイナンスの面々は、『闇金ウシジマくん』シリーズを通して強い絆で結ばれた既にできあがったチームです。そこに途中から加わるというのは、どんな気持ちでしたか?

やっぱり、チームとしてできあがっているところに新参者として入るのは、すごく緊張しました。もともと、山田孝之さんとは共通の知り合いがいたり、ロックフェスに遊びに来てくださったときにお話したことがあったので、少し安心感はありました。けど、やっぱり俳優としてすごくプロフェッショナルな方ですし、ストイックだということも知ってるので、ぼくが参加して大丈夫かな? っていう気持ちはありました。

――皆さん映画ではコワモテの個性派ぞろいですが、現場では優しくしてくれました?

最初、すごい怖くて(笑)。何を話していいかもわからなかったですし、緊張もあったんですけど…。でも、たぶんぼくのことをリラックスさせようとして、丑嶋社長(山田孝之)がぼくの似顔絵を書いたり、それをやべ(きょうすけ)さんに見せて「お前のとなりにアイドルがいるぞ!」って言ってたりとか(笑)、結構、和気あいあいと過ごすことができました。



――モネは新入りの受付嬢ですが、債務者にもとても優しい女の子でしたね。

そうですね、シリーズ通じて、唯一の優しい女の子だったらしいですね(笑)。今までの受付の子は、みんなSっぽかったけど、モネは絞り上げられる債務者を見て「えーちょっとダメですよ」「かわいそうなんでやめてくださいよ」みたいに言う女の子。



カウカウファイナンスのメンバーといても怯えてる感じはまったくないし、信頼しあってお金の管理や意思疎通もできていて、丑嶋社長のことをすごく尊敬してるんだなっていうのを感じました。

――カウカウファイナンスのメンバーの関係性は、でんぱ組.incにも通じるような気がします。

確かに。でも、ウシジマくんの場合は、生きるためにすごく必死だからっていうのが重要だと思います。もともと、柄崎(やべ)も高田(崎本大海)も出会ったときは敵だったし、それで丑嶋社長と絆が築けたと思うんですよね。だから、ぼくは仲間だったら1回ケンカとかすべきだと思う。お互いが痛い目を見て、だからこそ友情が芽生えて、今も一緒にやっていけてるっていう様子が、『闇金ウシジマくんPart3/ザ・ファイナル』では描かれているので、それを見て羨ましいなと思ったりしました。



今、一番やりたいのはお芝居! 「人間って、何者にもなれる」



――今年の4月クール放送のドラマ『重版出来!』(TBS系)にも出演されましたが、女優業への関心は強まっていますか?

ぼく、今一番好きですね。一番やりたいのはお芝居です。もともと、アイドルは生きるために始めたもののひとつであって、それをやっていくうちに責任感が出てきたし、しっかりやって恩返ししなきゃっていう気持ちの中でやってるんですけど…。

――なるほど。

でんぱ組.incの仕事を通じてお芝居のお話をいただいて、やらせてもらったときに自分の中では一番興奮しましたし、とても楽しかったんですね。だから、お芝居の仕事は続けていきたいんですけど、撮影が長期になるものが多いので、ツアーがあったりするとオファーをいただいても、なかなかできないことが多くて。今回の映画も、たしかライブをやりながらの撮影でした。

――まとまった時間がとれないと難しいですよね。

そうですね。今はひとつの仕事に集中するっていうことがなかなか難しい状況なので…。ホントは、ぼくはもっとガッツリやりたいです。



――最上さんが感じるお芝居の魅力とは?

前に『白魔女学園』っていうでんぱ組.incが主演の映画に出させていただいたとき、ずーっと落ち込んでたんですよ。そういう役だったからっていうのもあるんですけど、それでもすごく楽しいなって思えました。なんか人間って、何者にもなれると思うんですよね。根本的な性格があるとはいえ。一時的には他のものに変身できる。ぼくはそれがお芝居の楽しさであると思っています。その期間はずっと落ちてたりもしますけど、やりがいはありますね、すごく。



「スナック菓子は禁止中! 健康にならなくっちゃ…!」



――最上さんはそもそも「お金をいっぱい稼ぎたい」という願望ってありますか?

お金はあったほうがいいと思います。でも、ぼく、物欲があんまりなくて。ブランドモノが好きだとか、高価なものを買ったりとか全然しなくって。ほとんど身体のメンテナンス代に消えてます(笑)。病院とか、整体とか。あちこち悪くなっちゃうので、それを治しに行ったり。基本的にネイルもしないんです。自分のおしゃれを磨く時間やお金がもったいない気がしちゃって。それよりも、もっと体力をつけようとか、身体を鍛えようとか、そういうところばっかりにお金をかけてますね。

――では、ジムに行ったりとかしてるんですか?

家にランニングマシンを買いました。床を走るタイプじゃなくて、漕ぐタイプなので音も全然しないんです。

――単調でつらくないですか?

できれば外で走るほうが好きは好きなんですけど。今、住んでるところは坂道がめっちゃ多かったり、夜しか走る時間がないので、街灯が少なくて怖いんです。あと、家にマシンがあったほうが、すぐお風呂に入れるので。ライブ以外の日は、ほぼ毎日走っています。時間も30分ぐらいって決めて、海外ドラマや映画を流しながらやっています。

――今、どんな海外ドラマを観ながら走ってるんですか?

『THE 100/ハンドレッド』っていうのを観てます。結構コアかもしれないです。確かに単調な運動だから飽きるんですけど、身体を動かさないとツアーがつらいので、なるべくやってますね。




――食べ物にも気を使ってるんですか?

そうですね。こういう取材の現場があると、たまに間食はしちゃうんですけど、普段は一切食べません。今、スナック菓子を禁止してるんです。飲み物も、もともとジュースが大好きで「味がついてない飲み物の意味がわかんない」と思ってたんですけど(笑)、今はもう水しか飲んでないんです。最近、身体をすごく壊しやすいから、健康にならなきゃと思っていて。ご飯だったら野菜をたくさん摂るとか、肉をたくさん食べるとか。でも、甘い物は控える。砂糖はホントに控えるようにしています。

――もし最上さんが100万円プレゼントされたら何に使いますか?

貯金しますね。

――全部!?

全部、貯金します。



――買いたいものとかないんですか?

例えば、カバンが壊れたらカバン欲しい! って思いますし、寒かったら服が欲しいとか、そういう感覚でしかないんですよ。だから、もし100万円もらったら…あ、まず妹に何が欲しいか聞くかもですね。喜んでもらうのが好きだから、人に何かを買ってあげるのは好きですけど、自分のためにっていうのはなくて。最近お金を使ったといえば、自分の部屋をどれだけ癒やし空間にするかっていうことに費やしてます。

――例えば、どんなものを買ったんですか?

家に帰ったらすぐiPhoneとつなげて聞けるBluetoothスピーカーとか、あとアロマキャンドルを買ったり、照明を間接照明の優しい感じに変えたり…。どんだけ癒やされるか! みたいな(笑)、そういうことばっかりしていますね。やっと掃除機も買いました。前まではワンルームに住んでたのでドライシートを使っていたんですけど、ネコを飼い始めて、ネコ砂が散らかったりするので、やっぱり掃除機は必要だな、と。

――家から離れられなくなりそうですね(笑)。

そうなんですよね。だからぼく、けっこう現場とか直帰ですもん。速攻帰ります!



「お兄ちゃんがいるから、感覚がちょっと男寄りです」



――グループで仕事をしていると誰だって気も遣うでしょうし、自分の時間を大事にしたいのはわかる気がします。カウカウファイナンスみたいな職場だと、そんな必要なさそうですが(笑)。

ホント、そうだと思います。ぼくはお兄ちゃんがいるので、感覚がちょっと男寄りなところがあって。男臭い環境のほうが慣れてるんですよね。だから、『闇金ウシジマくん』の現場は毎日すごく楽しかったです。

――一列に並んでお好み焼きを食べる場面とか、食事シーンに“野郎の仲間感”がよく出ていて、どれも印象的でした。食事シーンで印象的だったエピソードはありますか?

孝之さんのオムライスの食べ方がすごくて! (スプーンでオムライスを4等分するジェスチャーを交えつつ)カッカッ! カッカッカッ! って(笑)。普通、ちょいちょいって取って食べますけど、孝之さんの場合は、なんか切るんですよね。切って、それをすくってガッと食べるんですよ。



――ほぼ、お好み焼きと同じ食べ方ですね(笑)。

そうそう(笑)。全部、大きな口で食べるっていうのがウシジマ流らしくて(笑)。「すっげー!」って思いながら見てました。ぼくも食べなきゃいけないシーンがあって、「がっついてよ」って言われたので、「わかりました!」って(笑)。どんぶりをガーッて食べてるシーンが映ってましたね。

――ありましたね。みんなでかっ込むシーン(笑)。あれは何テイクか撮ったんですか?

あれは2テイクぐらいですかね。みんな結構おなかいっぱいになってきて、「ああ、もうおなかいっぱいだ!」って言いながらも、「減っちゃったから、これ、もっとお願いします!」って足してもらって頑張ってました。

――それでは最後に、改めて今後の目標を教えてください。

売れたい!

――え…。

ぼくはこれ、もう長年言ってるんですけど、売れたいです! 売れたい!!(笑)



【プロフィール】
最上もが(もがみ・もが)/ 2月25日生まれ。東京都出身。A型。2011年12月、アイドルグループ・でんぱ組.incのメンバーとしてデビュー。ブログなどで同性からも強い支持を集め、Twitterのフォロワー数は約50万人。アイドルとしての活動のみならず、ファッション雑誌のモデルやグラビア、女優と活躍の場を広げている。主な出演作にドラマ『ウルトラマンギンガS』(テレビ東京系)、『重版出来!』(TBS系)、映画『劇場版 ウルトラマンギンガS 決戦!ウルトラ10勇士!!』(15)などがある。
【ブログ】http://ameblo.jp/mogatanpe/
【Twitter】@mogatanpe
【Instagram】@mogatanpe


■映画『闇金ウシジマくんPart3』
9月22日(木・祝)全国ロードショー!
http://ymkn-ushijima-movie.com/

(C)2016真鍋昌平・小学館/映画「闇金ウシジマくん3」製作委員会

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■受付期間:2016年9月26日(月)12:00〜10月2日(日)12:00

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・当選者発表後の流れ/当選者様にはライブドアニュース運営スタッフから10月3日(月)中に、ダイレクトメッセージでご連絡させていただきます。10月6日(木)までに当選者様からのお返事が確認できない場合は、当選の権利を無効とさせていただきます。

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