食欲がないときに、食べたくなるのが麺類です。でも、小麦粉でつくった麺は太りやすいし、そればかり食べていては飽きてしまいますよね。


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そこで注目なのが「ベジヌードル」です。野菜を細長くカットして、麺のようにして食べる料理です。ヘルシーなのはもちろん、食欲がないときでもするすると入っていきます。いま注目のべジヌードルを使ったレシピを紹介しましょう。

■自宅で手軽につくれる
まずは市販のベジヌードルカッターを使って、野菜をヌードル状にカットしていきます。ベジヌードルカッターは2,000〜3,000円台で購入できます。

あまり力を入れなくても、くるくるとハンドルを回すだけでOK。にんじんやきゅうり、ズッキーニなどがよく使われます。2種類の野菜でヌードルをつくって混ぜてもきれいですね。ベジヌードルカッターがない人は、ピーラーで代用できます。

今回は、アジアンエスニックに挑戦! 1品目は、ベジヌードルと鶏肉を入れた「フォー・ガー」です。ちなみにガーは鶏肉を指します。

■フォー・ガー(3人分)
<材料>
<スープ>
 水 4カップ
 コンソメ 2個
 長ネギ 1/2本
 しょうが薄切り 2枚
 ヌクマム 大さじ2
 塩 少々
 コショウ 少々
鶏もも肉 200g
ベジヌードル 3人分
もやし 100g
塩 少々
ライム 1/2個
パクチー 10枚

<作り方>
1、水を入れた鍋を火にかけ、コンソメ、長ネギ、しょうがをいれる。
2、アクを取りながら煮込む。
3、十分に野菜のうまみが溶けだしたら、澄んだスープを鍋に戻し、もやし、鶏肉を入れて煮る。
4、ヌクマム、塩、コショウを入れて味を調える。
5、ベジヌードルを鍋に入れる。
6、どんぶりに取りわけたらパクチーを乗せ、ライムをかけて仕上げる。

2品目は、韓国の「ビビン冷麺」をベジヌードルでつくってみましょう。

■ピリ辛のビビン冷麺(3人分)
<材料>
<タレ>
 コチジャン 大さじ1〜2
 酢 大さじ1
 しょうゆ 大さじ1/2
 みりん 大さじ1/2
 ゴマ油 大さじ1/2
 砂糖 大さじ1
 白ごま(炒ったもの) 大さじ1
 塩 少々
ベジヌードル 3人分
ゆで卵 1〜2個
チャーシュー 2〜3枚
キムチ 10枚程度

<作り方>
1、コチジャンに酢、しょうゆ、みりん、ゴマ油、砂糖、白ごま、塩を入れ、よく混ぜあわせる。2、1をベジヌードルによく和える。分量は、味見をしながら調節する。
3、器に入れチャーシュー、ゆで卵、キムチをトッピング。フルーツをのせてもいいですよ。

ベジヌードルだけでは物足りないときには無理をせず、通常の米麺などにべジヌードルをプラスする方法でもいいでしょう。いずれにしても炭水化物の量を減らせるので、「近ごろ食べすぎかも…」と思ったら、取りいれてみてくださいね。
 
 
 
(平野智美)