欅坂46初、でんぱ組.inc大活躍、チームしゃちほこトンガってる!TIF2016もっと詳細レポ
前編に引き続き、8月5日から7日までの3日間、お台場・青海周辺エリアで開催されたTOKYO IDOL FESTIVAL 2016(TIF2016)のレポートをお届けします。
8月6日、ツイッターで一時、アイドルグループの「BiSH」がトレンドワードに入った。その原因となるできごとは、TIF2日目のこの日、メインステージであるHOT STAGEで起こった。
BiSHは昨年のTIFで、今回と同じZepp DiverCityのステージへの出演が予定されながら、直前になって中止となってしまった。このため、登場したメンバーはまず、この日のために1年間ずっと練習してきたとあいさつすると、さっそく曲に入った。
1曲目は「星が瞬く夜に」。だが、4分半ほどして曲が終わったかと思ったところで、さっきと同じギターの前奏が流れ始める。ど、どういうこと!? と戸惑っているうちに2回目の「星が瞬く夜に」。そして今度も曲が終わったかと思うと、またもや同じイントロが。結局、それが6回も続いたのだった。この間、観客のボルテージは最高潮に達し、舞台まで大勢の人が押し寄せたりと、かなり危険な状態に陥る。2階の取材席から下の立見エリアを眺めていると、スタッフが何やら連絡をとりあっているし、このままライブが打ち切られたりしやしないかと、冷や冷やしたものだ。と言いつつ、一方で、BiSHに対しては「いいぞ、もっとやれ!」と内心応援していた。いや、見事なロック魂を見せてもらいました。
BiSHのステージはかなりの大音量で、終わったあともしばらく耳が遠くなる。そのままフジテレビ湾岸スタジオ内のDOLL FACTORYに移動すると、こちらでも見事なシャウトやスクリームを決めるアイドルと遭遇した。PassCodeというグループだ。プロフィールの写真を見ると、みんないかにもアイドルらしい容貌なのに、ステージ上での激しさとのギャップに萌える。というか燃える。
じつはその前に、私はもう一組、ロックなアイドルをHOT STAGEで観ていたのだった。それは名古屋を拠点とするチームしゃちほこである。TIFへの出演はじつに4年ぶり。そのときはまだデビュー直後で、まだ全員中学生だったのが、この春には一人をのぞくメンバー5人が高校を卒業、来春には宿願だった地元・名古屋の日本ガイシホールでの単独コンサートを控え、グループが乗りに乗っている(6人のメンバーのうち安藤ゆずだけは病気で長期休業中で今回は出られなかったのが残念だが)。
そのラストナンバー「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」の終わりがけ、メンバーのひとり咲良菜緒がミネラルウォーターのペットボトルを手にしたので、こんなときに飲むのか? と思いきや、いきなりフタを取ると観客に向かって投げ込んだ。
私も地元が愛知なので、チームしゃちほこはそこそこ追いかけていたつもりだが、これほどとんがったイメージはなかったのでびっくりした。でも振り返ってみれば、咲良は最近になって髪をばっさりとショートカットにして、イメージチェンジをはかろうとしている気配はあった。例の行動もその表れと考えれば、納得がゆく。
ここ最近、グループのリーダー格の秋本帆華は、名鉄や中部電力といった地元の有力企業のCMに出るなどソロでの活動も徐々に増えている。そんな彼女に対して、咲良が一種のライバル関係として、いい意味で切磋琢磨したら、チームしゃちほこはさらに面白いグループになるような気がした。
さて、今年のTIF2日目と3日目には、昨年結成された欅坂46の初出演に注目が集まった。その最初のステージは6日昼前のSMILE GARDEN(湾岸スタジオ横の公園)。ライブ直前になって、整理券をゲットして待機していたファンが、スタッフに先導されながら大挙してステージ側へと向かう。そのとき、砂ぼこりが上がって、何やらただならぬ熱気を感じた。
ステージに現れた欅坂のメンバーは、青緑のミリタリールック風の衣裳に身を包んでいた。となれば、もちろん一曲目は、この衣裳でのミュージックビデオが話題となった「サイレントマジョリティー」だ。でも、センターの平手友梨奈がいない!?……と思って、いまいちど目を凝らしてようやく発見。ボブカットのイメージが強かったのが、髪を後ろに結んでいたのですぐにわからなかったのだ。それにしても、平手は歌っているときは真剣な表情、MCのときはあどけない笑顔と、くるくる変わるのがじつに魅力的。
MCではメンバー同士、マイクを回しながら、「この夏やりたいこと」などのテーマでトーク。初出演時にはちょっと堅かったメンバーも、翌日にはちょっと緊張が解けたのか、わりとフランクにしゃべれるようになっていた。
計4回にわたるTIFのステージでは、新曲「世界には愛しかない」を含む4〜5曲を披露。今回初めて生で欅坂を観て思ったのは、振付がどこか演劇的だなということ。とりわけそれは「手を繋いで帰ろうか」という曲に顕著だった。これは、高校生ぐらいのカップルがケンカをして、男のほうがなかなか機嫌を直さないので、女の子から何とか手をつないで仲直りしようと歩み寄る歌だ。
この歌詞の内容を、ライブでは、カップル役の二人のメンバー(守屋茜と菅井友香)を軸に、ときには全員で男と女のパートに分かれながら表現している。クライマックスでは、カップルが追いかけあい、最後には手をつなぎ、男役の守屋が菅井のくちびるにそっと人差し指を当てる。という具合に、かなり複雑で高度なことをやっていることに驚かされた。同様のことは、6日夜のHOT STAGEのライブでのみ披露された「キミガイナイ」という曲でも感じた。
欅坂が単独コンサートを開催したのはまだ一回だけらしいが、いずれ本格的に行なわれることになったとき、どんな演出がなされるのか楽しみだ。
さて、欅坂46は、先行する乃木坂46の妹グループにあたる。ほかにも、今回のTIFのラインナップを振り返れば、昨年に続く出演となったこぶしファクトリーや前編でとりあげたNGT48は、現時点でそれぞれハロー!プロジェクトとAKB48グループの末っ子ということになる。また、前出のチームしゃちほこ、あるいは大阪を拠点とするたこやきレインボーは、もとはといえばももいろクローバーZと同じスターダストプロモーションに所属、やはり妹系グループということになる。さらに、今年のTIF会場でそのTシャツを着たファンをたくさん見かけた妄想キャリブレーションも、でんぱ組.incの妹分として活躍中だ。
もちろん、お姉さんグループだってまだまだ負けてはいない。でんぱ組.incにいたっては、今年のTIF2016で特命大使(フレッシャーズ応援担当)をまかされ、期間中さまざまな催しに出演したうえ、最終日にはライブを行なうという八面六臂の活躍ぶりだった。
初日の8月5日夜には、前編で紹介した「Zipperステージ SPINNSファッションショー&トークショー」と「TIFメインステージ争奪LIVEファイナル」にあいついで出演。このうちZipperステージのトークショーでは、ファッションショーで披露した衣裳について説明しながら、メンバーがそれぞれ普段はどんな服を着てるかなどファッショントークを繰り広げた。たとえば、成瀬瑛美はプライベートでも仕事のときと変わらない派手なタイツなどを愛用しているが、夢眠ねむの場合、グループ内での自分のカラーであるミントグリーンの服が普段はなかなか着にくいと、まったく対照的。
トークショーでは夢眠は着物が似合うと、相沢梨沙が褒めていたのも印象に残った。ちなみにねむきゅんの着物姿は、以前エキレビ!でも写真を掲載したことがあるので、ぜひご覧あれ。
最終日の7日、HOT STAGEのトリを飾るライブでは、衣裳のほか、音楽にあわせての映像もかなり凝ったものになっていた。たとえば、「NEO JAPONISM」という曲では、桃太郎や金太郎など昔話をモチーフにしたアニメによるMVがモニターから映し出された。ここへ歌とダンスが加わるわけで、アイドルとは総合芸術なんだなと、つくづく感じさせられる。それにしても、でんぱ組の曲はどれもBPMが異様に速い!
いよいよ最後の曲を前に、古川未鈴がTIFが始まって以来のこの6年間とでんぱ組.incを振り返ったうえ、「でんぱ組は、いまも、これからも、ずっとずっと前に進んでいきます! 私たちは止まりません!」と宣言、そんな気持ちをうたった歌だと「破!to the Future」を披露した。
だが、メンバーがいったんステージをはけたあと、会場からアンコールの声があがる。私の見てきたかぎり、今回のTIFでアンコールとなったのはこれだけ。戻ってきたメンバーがこれに応えて歌ったのは「おつかれサマー!」だった。でんぱ組の夏の定番ソングで50分近くにおよんだライブは締めくくられ、このままグランドフィナーレへとなだれこんだ。
グランドフィナーレのあと、湾岸スタジオ内のINFO CENTREを覗くと、今年のTIF最後のイベントとして、元アイドリング!!!の河村唯と酒井瞳をMCに「スナックうめ子」というトークライブが開かれていた(SHOWROOMでネット生配信もされた)。去年までTIFの主役であったアイドリング!!!メンバーは、その後、一部OGが「メンテナンス」というグループを発足させ、今年もいくつかのステージに出演した。この「スナックうめ子」は当初21時半までの予定が、22時前まで延長。私も余韻に浸るように、終了までその様子を眺めていた。
今回の取材にあたり私は、ほかの仕事も抱えて上京し、深夜にホテルに戻ってからそちらの原稿を書いたりしていた。それにもかかわらず、肝心の取材中はあまり疲れを感じなかったのは、アイドルを観ていて脳内麻薬が大量に出ていたせいだろうか。よく「アイドルから元気をもらった」と言うけれど、それって意外と理屈が通ってるのかもしれない、と実感した2016年夏のTOKYO IDLE FESTIVALであった。
(近藤正高)
アイドルがみせたロック魂
8月6日、ツイッターで一時、アイドルグループの「BiSH」がトレンドワードに入った。その原因となるできごとは、TIF2日目のこの日、メインステージであるHOT STAGEで起こった。
1曲目は「星が瞬く夜に」。だが、4分半ほどして曲が終わったかと思ったところで、さっきと同じギターの前奏が流れ始める。ど、どういうこと!? と戸惑っているうちに2回目の「星が瞬く夜に」。そして今度も曲が終わったかと思うと、またもや同じイントロが。結局、それが6回も続いたのだった。この間、観客のボルテージは最高潮に達し、舞台まで大勢の人が押し寄せたりと、かなり危険な状態に陥る。2階の取材席から下の立見エリアを眺めていると、スタッフが何やら連絡をとりあっているし、このままライブが打ち切られたりしやしないかと、冷や冷やしたものだ。と言いつつ、一方で、BiSHに対しては「いいぞ、もっとやれ!」と内心応援していた。いや、見事なロック魂を見せてもらいました。
BiSHのステージはかなりの大音量で、終わったあともしばらく耳が遠くなる。そのままフジテレビ湾岸スタジオ内のDOLL FACTORYに移動すると、こちらでも見事なシャウトやスクリームを決めるアイドルと遭遇した。PassCodeというグループだ。プロフィールの写真を見ると、みんないかにもアイドルらしい容貌なのに、ステージ上での激しさとのギャップに萌える。というか燃える。
じつはその前に、私はもう一組、ロックなアイドルをHOT STAGEで観ていたのだった。それは名古屋を拠点とするチームしゃちほこである。TIFへの出演はじつに4年ぶり。そのときはまだデビュー直後で、まだ全員中学生だったのが、この春には一人をのぞくメンバー5人が高校を卒業、来春には宿願だった地元・名古屋の日本ガイシホールでの単独コンサートを控え、グループが乗りに乗っている(6人のメンバーのうち安藤ゆずだけは病気で長期休業中で今回は出られなかったのが残念だが)。
そのラストナンバー「ULTRA 超 MIRACLE SUPER VERY POWER BALL」の終わりがけ、メンバーのひとり咲良菜緒がミネラルウォーターのペットボトルを手にしたので、こんなときに飲むのか? と思いきや、いきなりフタを取ると観客に向かって投げ込んだ。
私も地元が愛知なので、チームしゃちほこはそこそこ追いかけていたつもりだが、これほどとんがったイメージはなかったのでびっくりした。でも振り返ってみれば、咲良は最近になって髪をばっさりとショートカットにして、イメージチェンジをはかろうとしている気配はあった。例の行動もその表れと考えれば、納得がゆく。
ここ最近、グループのリーダー格の秋本帆華は、名鉄や中部電力といった地元の有力企業のCMに出るなどソロでの活動も徐々に増えている。そんな彼女に対して、咲良が一種のライバル関係として、いい意味で切磋琢磨したら、チームしゃちほこはさらに面白いグループになるような気がした。
欅坂46がTIFにやって来た!
さて、今年のTIF2日目と3日目には、昨年結成された欅坂46の初出演に注目が集まった。その最初のステージは6日昼前のSMILE GARDEN(湾岸スタジオ横の公園)。ライブ直前になって、整理券をゲットして待機していたファンが、スタッフに先導されながら大挙してステージ側へと向かう。そのとき、砂ぼこりが上がって、何やらただならぬ熱気を感じた。
ステージに現れた欅坂のメンバーは、青緑のミリタリールック風の衣裳に身を包んでいた。となれば、もちろん一曲目は、この衣裳でのミュージックビデオが話題となった「サイレントマジョリティー」だ。でも、センターの平手友梨奈がいない!?……と思って、いまいちど目を凝らしてようやく発見。ボブカットのイメージが強かったのが、髪を後ろに結んでいたのですぐにわからなかったのだ。それにしても、平手は歌っているときは真剣な表情、MCのときはあどけない笑顔と、くるくる変わるのがじつに魅力的。
MCではメンバー同士、マイクを回しながら、「この夏やりたいこと」などのテーマでトーク。初出演時にはちょっと堅かったメンバーも、翌日にはちょっと緊張が解けたのか、わりとフランクにしゃべれるようになっていた。
計4回にわたるTIFのステージでは、新曲「世界には愛しかない」を含む4〜5曲を披露。今回初めて生で欅坂を観て思ったのは、振付がどこか演劇的だなということ。とりわけそれは「手を繋いで帰ろうか」という曲に顕著だった。これは、高校生ぐらいのカップルがケンカをして、男のほうがなかなか機嫌を直さないので、女の子から何とか手をつないで仲直りしようと歩み寄る歌だ。
この歌詞の内容を、ライブでは、カップル役の二人のメンバー(守屋茜と菅井友香)を軸に、ときには全員で男と女のパートに分かれながら表現している。クライマックスでは、カップルが追いかけあい、最後には手をつなぎ、男役の守屋が菅井のくちびるにそっと人差し指を当てる。という具合に、かなり複雑で高度なことをやっていることに驚かされた。同様のことは、6日夜のHOT STAGEのライブでのみ披露された「キミガイナイ」という曲でも感じた。
欅坂が単独コンサートを開催したのはまだ一回だけらしいが、いずれ本格的に行なわれることになったとき、どんな演出がなされるのか楽しみだ。
さて、欅坂46は、先行する乃木坂46の妹グループにあたる。ほかにも、今回のTIFのラインナップを振り返れば、昨年に続く出演となったこぶしファクトリーや前編でとりあげたNGT48は、現時点でそれぞれハロー!プロジェクトとAKB48グループの末っ子ということになる。また、前出のチームしゃちほこ、あるいは大阪を拠点とするたこやきレインボーは、もとはといえばももいろクローバーZと同じスターダストプロモーションに所属、やはり妹系グループということになる。さらに、今年のTIF会場でそのTシャツを着たファンをたくさん見かけた妄想キャリブレーションも、でんぱ組.incの妹分として活躍中だ。
八面六臂の活躍を見せたでんぱ組.inc
もちろん、お姉さんグループだってまだまだ負けてはいない。でんぱ組.incにいたっては、今年のTIF2016で特命大使(フレッシャーズ応援担当)をまかされ、期間中さまざまな催しに出演したうえ、最終日にはライブを行なうという八面六臂の活躍ぶりだった。
初日の8月5日夜には、前編で紹介した「Zipperステージ SPINNSファッションショー&トークショー」と「TIFメインステージ争奪LIVEファイナル」にあいついで出演。このうちZipperステージのトークショーでは、ファッションショーで披露した衣裳について説明しながら、メンバーがそれぞれ普段はどんな服を着てるかなどファッショントークを繰り広げた。たとえば、成瀬瑛美はプライベートでも仕事のときと変わらない派手なタイツなどを愛用しているが、夢眠ねむの場合、グループ内での自分のカラーであるミントグリーンの服が普段はなかなか着にくいと、まったく対照的。
トークショーでは夢眠は着物が似合うと、相沢梨沙が褒めていたのも印象に残った。ちなみにねむきゅんの着物姿は、以前エキレビ!でも写真を掲載したことがあるので、ぜひご覧あれ。
最終日の7日、HOT STAGEのトリを飾るライブでは、衣裳のほか、音楽にあわせての映像もかなり凝ったものになっていた。たとえば、「NEO JAPONISM」という曲では、桃太郎や金太郎など昔話をモチーフにしたアニメによるMVがモニターから映し出された。ここへ歌とダンスが加わるわけで、アイドルとは総合芸術なんだなと、つくづく感じさせられる。それにしても、でんぱ組の曲はどれもBPMが異様に速い!
いよいよ最後の曲を前に、古川未鈴がTIFが始まって以来のこの6年間とでんぱ組.incを振り返ったうえ、「でんぱ組は、いまも、これからも、ずっとずっと前に進んでいきます! 私たちは止まりません!」と宣言、そんな気持ちをうたった歌だと「破!to the Future」を披露した。
だが、メンバーがいったんステージをはけたあと、会場からアンコールの声があがる。私の見てきたかぎり、今回のTIFでアンコールとなったのはこれだけ。戻ってきたメンバーがこれに応えて歌ったのは「おつかれサマー!」だった。でんぱ組の夏の定番ソングで50分近くにおよんだライブは締めくくられ、このままグランドフィナーレへとなだれこんだ。
グランドフィナーレのあと、湾岸スタジオ内のINFO CENTREを覗くと、今年のTIF最後のイベントとして、元アイドリング!!!の河村唯と酒井瞳をMCに「スナックうめ子」というトークライブが開かれていた(SHOWROOMでネット生配信もされた)。去年までTIFの主役であったアイドリング!!!メンバーは、その後、一部OGが「メンテナンス」というグループを発足させ、今年もいくつかのステージに出演した。この「スナックうめ子」は当初21時半までの予定が、22時前まで延長。私も余韻に浸るように、終了までその様子を眺めていた。
今回の取材にあたり私は、ほかの仕事も抱えて上京し、深夜にホテルに戻ってからそちらの原稿を書いたりしていた。それにもかかわらず、肝心の取材中はあまり疲れを感じなかったのは、アイドルを観ていて脳内麻薬が大量に出ていたせいだろうか。よく「アイドルから元気をもらった」と言うけれど、それって意外と理屈が通ってるのかもしれない、と実感した2016年夏のTOKYO IDLE FESTIVALであった。
(近藤正高)