日本人にとっては当たり前のことでも、外国人から見ると「驚き」ということは数多く存在するだろう。その逆も然りだが、日本を訪れる中国人旅行客が増えるなか、多くの中国人が日本の独特さに驚きを感じているようだ。(イメージ写真提供:123RF)

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 日本人にとっては当たり前のことでも、外国人から見ると「驚き」ということは数多く存在するだろう。その逆も然りだが、日本を訪れる中国人旅行客が増えるなか、多くの中国人が日本の独特さに驚きを感じているようだ。

 中国メディアの青網はこのほど、多くの中国人が日本で「驚くこと」を紹介する記事を掲載。日本の「悪い点」に対して驚きを感じているのではなく、むしろ優れたサービスなどについて驚きを禁じ得ないということのようだ。

 記事はまず、日本の宅配サービスの「再配達」を上げ、日本のサービス業が「極致」と呼ばれる所以が再配達に現れていると指摘。日本で宅配サービスを行っている複数の業者のいずれもが再配達を行っていることを指摘し、「わざわざ不在票を入れ、配達スタッフに連絡を取れば指定した時間に配達してもらえる」と紹介し、その周到ぶりを称賛した。

 続けて、日本の自動販売機はどこにでもあるうえに「販売されているものの種類も豊富」と指摘。一般的な飲み物だけでなく、野菜の自動販売機や各種グッズの自動販売機もあると指摘し、驚きを示した。ちなみに中国の街中にはほとんど自動販売機は存在しない。理由はもちろん商品やお金を盗まれるからだ。また、日本のコンビニのサービスもすばらしいと称賛し、商品を販売するだけでなく、各種チケットの購入や公共料金の支払いも可能であると紹介し、その利便性を伝えた。

 また記事は、日本人の「コーヒー好き」についても驚きを禁じ得ないとし、「日本ではコンビニであろうが、スーパーであろうが、自販機であろうが、どこでもコーヒーが販売されている」と指摘。しかも多くの外国人は「日本のコーヒーはおいしい」と称賛していると伝えた。中国でも近年はコーヒーの消費が増えているが、一部の大手コーヒーチェーン店の価格は中国現地の価格水準からすると非常に高額で、コーヒーはまだ一部の消費者の嗜好品といった段階にとどまっている印象だ。それゆえに、日本でどこでもコーヒーが販売されていることが驚きなのだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)