広島メイドカフェ火災事件に「廃油をかぶって無理心中説」浮上
山陽地区随一の繁華街、広島市中区流川町のメイドカフェ「黒猫メイド魔法カフェ 流川店」の客ら3人が死亡した火災に関する衝撃情報が飛び込んできた。火災が事故でなく事件である可能性が出てきたのだ。
問題の核心に迫る前に、これまでの経緯を振り返ってみたい。
「火災が発生したのは10月8日夜。火は瞬く間に燃え広がり、2階建ての店舗が全焼したほか、近隣のビルにも延焼した。店は、メイド姿の従業員が接客するカフェに従業員と客が2人きりになれる個室のようなスペースが併設されており、地域では有名な人気店だった」（全国紙社会部記者）
捜査関係者などによると、火災によって焼け跡から女性従業員と客とみられる男性の遺体がみつかるなど死者3人、重軽傷者3人の大惨事となった。
被害の深刻さとともに、メディアの注目を集めたのは、店の特殊性だ。
「この店を運営する会社は広島で同じような業態の店を複数展開している。メイド以外に『女子大生』を売り物にする店もあり、居酒屋とキャバクラが一緒になったような営業スタイルが人気を集め、大阪や東京にも進出している」（業界関係者）
火災の原因については不審火の可能性も指摘されており、店側の防火対策の不備も明らかになってきている。ただ、その背景には、深刻な事情が絡んでいる可能性もあるのだという。
「火災の原因が、店を狙った意図的な放火である疑いがあるのです。というのも、この店では、ある男性客が店で働く女の子に惚れ込んでストーカー化するというトラブルが起きていた。そんななかで、この男性客が、女の子を道連れにしようと自ら火を放ったというのです」（事情を知る関係者）
さらにこんな証言も。
「実際に男が廃油をかぶって自ら火をつける様子を見た従業員もいたみたい。火だるまになって店の従業員に飛びかかったらしい」（近隣住民）
つまり、火災は危ないストーカーによる「エクストリーム自殺」、いや「エクストリーム心中」だったということになる。
果たして真相は……。
（取材・文／浅間三蔵）
