20日、プロ野球セ・リーグの首位攻防戦=阪神対ヤクルトの一戦は8-1で阪神が勝利。首位との差を1ゲームとした。

するとTBS「S1」では野球解説者・野村克也氏が同一戦を解説、お馴染みとなった“ボヤき解説”で初回から大量点を与えたヤクルトの先発・山中浩史らをめった斬りにした。

試合前には「野球の本質がそのまま大事。ピッチャーだね。投手陣のいいところが結局は勝ち残る」と展望を語った野村氏だったが、山中は1回から福留孝介にタイムリーを、ゴメスには2ランホームランを浴びるなどゲームを作れない。

「良いコースに投げても球威がないから関係ないんだよ」と厳しい指摘をする野村氏は、「簡単に左中間にはじき返されるっていうのは悲しいね」とも――。2回にも梅野隆太郎にセンター前ヒットを打たれると「このピッチャーダメよ」とキッパリ。

さらに野村氏は「あんな外角のボール気味の球を芯に当てられてセンターに返されている。ダメよ、このピッチャー。早く代えたほうがいい。無理」と放言してはばからず、結果2回で5失点を許すと「プレーボールの前から交代だよ」ともう止まらない。

対する阪神の先発・岩田稔は、8回まで1失点に抑える好ピッチング。「ピッチャーが全然ビビることなく伸び伸び投げてるじゃん。6点も貰って」と評価した野村氏だったが、一転、山田哲也のエラーが飛び出せば「これはお粗末なエラーだね。目もつぶっても捕れるようなゴロ」と最後まで言いたい放題。それでも尚、同氏は「負けちゃいましたけど、それでも優勝はヤクルト」と予想した。