ここまで11勝を挙げているヤンキースの田中将大[Getty Images]

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 現地時間9月2日(日本時間3日)、レッドソックス戦に先発したヤンキース田中将大は、7回途中を4失点の内容で今シーズン11勝目を手にした。

 試合後には「13点もとってくれた打線に感謝です。。。」と野手陣に感謝を述べた田中。苦しい時に不思議と援護に恵まれるのも“持ってる”と言われる所以で、この“勝ち運”の強さは日本時代と変わっていない。

 今シーズンはここまで20試合に登板し、11勝6敗。防御率は3.73を記録している。チームでは14勝を挙げているエオバルディに次ぐ2番目に多い勝ち星で、地区優勝争いを演じるチームの中で奮闘を見せている。

 ただし、気になるのは被本塁打の多さ。21被本塁打というのは昨年よりも8イニング投球回が少ない中で6本も多く、リーグで14番目の数字。こう見ると上には上がいるな、という感じもするが、130イニング未満の投手では2番目に多い。

 ケガからの復活や新たなケガでの離脱、それでもまた復帰して、デビューから2年連続での2ケタ勝利をクリア。良い話題・悪い話題が様々飛び交う今年の田中将大は、リーグで見るとどの程度のレベルに位置しているのか。各成績を個別に見てくらべてみた。

田中将大ヤンキース

20試合 完投:1 完封:0 

勝利:11(16位T) 敗北:6(51位T) 投球回:128回(47位) 

被安打:106(58位) 被本塁打:21(14位)

与四球:25(73位T) 奪三振:115(31位T)

失点:59(46位T) 自責点:53(48位)

防御率3.73(-位) WHIP1.02(-位)

※規定投球回未到達

◆ ア・リーグ各部門リーダーズ

<防御率>

1位 2.24 カイケル(アストロズ)

2位 2.36 グレイ(アスレチックス)

3位 2.47 プライス(ブルージェイズ)

<勝利数>

1位 16勝 カイケル(アストロズ)

2位 15勝 ヘルナンデス(マリナーズ)

3位 14勝 バーリー(ブルージェイズ)

3位 14勝 エオバルディ(ヤンキース

3位 14勝 ルイス(レンジャーズ)

3位 14勝 マクヒュー(アストロズ)

<奪三振>

1位 239個 セール(ホワイトソックス)

2位 223個 アーチャー(レイズ)

3位 219個 クリューバー(インディアンス)