今日(3日)は、道内は広く雨となり、日本海側北部では今日夕方にかけて大雨による土砂災害に警戒が必要です。前線や低気圧の影響で北海道の日本海側北部ではここ数日雨の降りやすい状況が続いており、今日から明日(4日)にかけて北海道付近を前線を伴う低気圧が通過する見込みです。

降り続く雨

先月31日頃から宗谷海峡付近に前線が停滞し、道北方面では雨の降りやすい状況が続いています。今日午前8時までの48時間の降水量は礼文島の礼文で68.0ミリ、利尻島の利尻空港で50.0ミリと、まとまった雨量を観測しています。その状態の中、今日から明日(4日)にかけて、前線を伴う低気圧が北海道付近を通過し、大気の不安定な状態が続く見込みです。

この影響で、道内は明日にかけて広く雨となり、特に低気圧の進路に近い日本海側北部やオホーツク海側では大雨となる恐れがあります。日本海側北部ではこれまでの雨の影響もあって地盤が緩んでいる可能性がありますので、今日夕方にかけて土砂災害に警戒が必要です。傾斜地の近くで地鳴りがしたり、濁った水が流れ出すなどの現象を見かけたら直ちにその場から離れ、避難すよう心がけて下さい。同時に、低い土地への浸水や河川の増水などにも十分注意して下さい。

今日午後はオホーツク海側でも激しい雨の恐れ

宗谷海峡付近にかかる前線は、次第にゆっくりと南下する見込みで、今日午後はオホーツク海側にも活発な雨雲がかかる見込みです。オホーツク海側でも今後、1時間降水量は30ミリと激しい雨に見舞われる恐れがあり、明日午前6時までの24時間降水量は多い所で80ミリに達する所があるでしょう。

急な強い雨により、川の水位が一気に上昇する可能性があります。夏休みの中、川などでレジャーを考えている方もいるかもしれませんが、今後の気象情報や河川情報に十分留意し、できれば天候や川の水位が落ち着くまで川のそばには近づかないなどの検討をしてください。