現在アメリカン・リーグ東地区首位を走るニューヨーク・ヤンキースだが、その原動力といえるここ2週間13試合で100点を超える強力打線は、ネット上でも話題だ。

ヤンキースは7月29日にレンジャーズ戦で21得点し、記録的な大勝をおさめているが、8月の勝利した3試合全てが10点超えの猛打を続けている。

ファンも「A-ROD、テシェーラ、マッキャン」の名をあげるように、薬物問題から見事復活を遂げたA-RODことアレックス・ロドリゲスを筆頭に、田中将大とバッテリーを組む捕手マッキャン、さらにはヤング、ヘドリーと前から後ろまで万遍なく好調な打線は、昨年とは大きく様変わりしている。

週末からは、地区リーグ2位のブルージェイズとの直接対決が始まる。ファンも「オールスター明けからの試合でももっとも重要な3連戦」との位置づけで、この成績は秋の地区優勝に大きな影響を及ぼす直接対決となる。

打撃的にも全球団中3位、本塁打数でも2位と僅かながらヤンキースをリードしているブルージェイズだが、ファンの間でも「ピッチャーにとっては嬉しくない3連戦になりそうだ」と激しい打撃戦になる予想や、「3-2といったような緊迫した接戦か、ワンサイドの大量得点のいずれかになる」と意見は様々だ。