30日、上海で行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ中国ラウンドのACミラン対レアル・マドリード戦に、日本代表の本田圭佑が後半、トップ下のポジションで出場した。

トップ下に陣取った本田は、新加入のルイス・アドリアーノとカルロス・バッカによる新2トップとの連携からピンポイントのクロスでチャンスを演出した。試合の方はPK戦の末、ミランが9-10で惜しくも敗れたが、新シーズンに向けての可能性をピッチ上で体現している。

レアル・マドリードに押し込まれながらも健闘した新生ACミランは、ファンからは好評のようだ。ネットには「昨年は本当に酷かったけど、今のプレーはハッピーにしてくれる」「昨シーズンとは見違えるチームだ。より一層アグレッシブになって、2人がかりのプレスも効いている」「本田、バッカ、アドリアーノの組み合わせはいいね」「本田が攻撃的なプレーに最も絡んでいる」など、本田と新戦力との相性の良さを感じさせたというコメントも多い。

一部では前半戦のメンバーがBチームで、本田も含む後半に登場したのが今シーズンの実質的なAチームとの意見もある。一部サポーターが「本田は及第点以上の出来を見せてくれたが、彼が十分に良い選手なのか、いまだに確信が持てない」とコメントするなど、本田が不動のレギュラー獲得までには実績、新チーム内での信頼構築など課題がまだ多そうだ。