いま、球界で10代選手がアツい! ©BASEBALLKING

写真拡大

 いま、野球界で“10代選手”がアツい。

 3日の試合で躍動したのは、西武の19歳・森友哉。交流戦に入ってから全試合で三振を喫するなど、23打数3安打で打率.130と大不振に陥っていた男は、2本の本塁打を含む3打数3安打2打点の大暴れ。

 12試合ぶりの本塁打に、10号・11号と今シーズン2度目の1試合2発。球団ではあの清原和博氏以来、28年ぶりに高卒2年目までのシーズン2ケタ本塁打を達成した。

 そんな森のライバルと言えば、同世代の楽天・松井裕樹。今年は“10代守護神”として開幕から抑えを務めると、ここまで22試合に登板し、1勝負けなしの12セーブ。防御率0.64と抜群の安定感を誇っている。

 イニング跨ぎ上等、セーブ失敗は一度もないという左腕は、小松辰雄(79年・中日/16セーブ)、渡辺久信(85年・西武/11セーブ)、平井正史(95年・オリックス/27セーブ)に次ぐ史上4人目の高卒2年目での2ケタセーブを達成。左腕では初の快挙を成し遂げた。

 この2人はオールスターのファン投票でも1位の得票を集めており、今やリーグの顔となりつつある。森に至っては3日現在で15万0124票を集め、両リーグトップの得票数だ。

 さらにこの2人以外にも、2日の試合で球団史上初めて10代での交流戦勝利を挙げた巨人の左腕・田口麗斗や、快進撃を見せるチームで熾烈なセンター争いを繰り広げるDeNAの関根大気、高卒ルーキーながら頭角を現してきた日本ハムの浅間大基など、今年は特に“10代選手”の活躍が光る。

 怖いもの知らずで突き進み、球界を盛り上げる“10代選手”たちから目が離せない。

◆ 一軍で活躍する主な10代選手たち

・森友哉(西武)

☆生年月日:1995年8月8日

[今季成績] 54試 率.291 本11 点30

・松井裕樹(楽天)

☆生年月日:1995年10月30日

[今季成績] 22試(28回)1勝0敗12セーブ 奪三37 防0.64

・関根大気(DeNA)

☆生年月日:1995年6月28日

[今季成績] 40試 率.250 本1 点9

・浅間大基(日本ハム)

☆生年月日:1996年6月21日

[今季成績] 21試 率.279 本0 点6

・石川亮(日本ハム)

☆生年月日:1995年7月20日

[今季成績] 16試 率.238 本0 点1

・田口麗斗(巨人)

☆生年月日:1995年9月14日

[今季成績] 5試(27回)2勝2敗 奪三24 防2.67