米司法当局が、国際サッカー連盟(FIFA)関係者やスポーツ関連企業の幹部ら14人を贈収賄で起訴した問題に絡み、2018年のロシア、2022年のカタール大会の誘致で不正が行われた疑いが浮上し、スイスの検察当局が捜査を開始したことが報じられている。

これを受け、カタール大会が白紙になった場合に、開催誘致を行っていた日本、オーストラリア、アメリカが代替開催地の候補として再浮上する。その中で日本が提案した斬新で近未来的なW杯案が、あらためて注目を集めている。

日本が提案したのは、世界中のスタジアムに最先端技術の3Dホログラフィック・プロジェクション装置を配備し、日本で開催となる試合を世界各会場でバーチャル中継するという驚くべき提案だ。

各国のサポーターが開催国に訪れずとも代表チームを応援できることから、ネット掲示板でも軒並み好意的で「これは実現したら最高にイカしてるよな」「ホログラフィックのサッカーか、ヤバイね」「実際参加しているような気分になるよね」などのコメントが並んでいる。

また、当時の誘致合戦を回想し、日本での開催を期待する声や、背景には露骨な買収行為があったのではないか、と不正を強く疑う意見、カタールの過酷なスタジアム建築環境を批判するコメントなどもある。

一方で日本について「2002年の日韓共催から20年しかたっていない」と間隔を問題視する声や、前回94年開催時からすればサッカーが盛り上がっているとしてアメリカを推す声もある。