2006年3月の海外パッケージツアーで、「アメリカ・カナダ」「ハワイ」「ヨーロッパ」「アジア」方面の旅行予約数が、前年同月を上回っていることが19日、日本旅行業協会の調査でわかった。反日デモ以来低迷していた中国方面でも約8割と回復の兆しがみえている。

 調査はJTBなど大手旅行会社5社を対象とし、3カ月ごとに実施されている。結果は4月の初旬時点でまとめたもの。

 5月の予約状況はゴールデンウィークをひかえ順調で、全方面で前年同月比4.5%増。特にアジア方面が同21.6%アップと好調だった。同協会によれば、今年のゴールデンウィークは5月が5連休となる曜日並びから、4月に比べ5月の出発が多いという。【了】