2006年春夏 東京コレクション 第１回

2006年春夏のファッショントレンドの行方を占う「東京コレクション」が31日、開幕した。11月９日までの会期中、東京・新宿区の明治神宮外苑聖徳記念絵画館前特設テントを中心に52のブランドがショーを開き、最新モードを発表する。メーン会場には、主にファッションショーを行う「TOKIWA」「KURENAI」と生地の展示会などが行われる「ASAGI」の３つの特設大型テントが設けられている。同コレクションはパリ・ミラノ・ニューヨーク・ロンドンと並ぶ世界の５大コレクションのひとつで、今年で20年目を迎え、「東京発　日本ファッション・ウィーク」（東京発 日本ファッションウィーク実行委員会主催）の一環として開催される。

　「東京発　日本ファッション・ウィーク」は、ファッション業界における日本の国際競争力の強化を掲げ、東京を「世界に向けた新進デザイナーの登竜門」「『創』・『匠』・『商』連携の起点」「もっとおしゃれで楽しい街」にすることで、ファッションビジネスの拠点として世界にアピールするのが目的だ。また、同ウィークは経済産業省の後援を受けて国費を投入し、期間中には「東京コレクション」などのファッションショーのほか、アパレル展示会やシンポジウムなども開かれる予定だ。

　１日には特設テント「KURENAI」で、「GARDE COLLECTIVE（ギャルデ・コレクティブ）」のショーが開催された。レース生地をあしらったロングスカートなど、女性的で、軽やかなデザインが目を引いた。また、秋冬デザインでも用いられた、ミリタリー調のカーキ色を使ったデザインも特徴的。薄いカーキに白を合わせることで、カッコよさを演出しながらも春らしい仕上がりの服となった。【了】